鶴梅創作堂さんから素敵な作品レビューをいただきました( ु ›ω‹ ) ु♡
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疑心の王は無償の愛を知るのか
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王とは孤独なものである。
そしてその地位に群がる者もある。
砂漠の中にあるどこか幻想的なアラビアンナイトの世界、その中にあって疑心によって眠れぬ王と物語を紡ぐ新しい妃。
千夜一夜物語の内容を知らずとも、その名前を聞いたことはあるだろう。それを下敷きにして、信じるとは何かを説く。
疑心に苛まれる王の信を得るには何をすべきか。そこにはきっと、特別なものは何も無かったのである。
ただその人のためだけに、一心に。誰かのための何かは人を動かせるのかもしれません。
ぜひご一読ください。
鶴梅創作堂 12/14(水)
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『特別な力は要らない1番身近な魔法』を裏テーマに書いていたりします(๑˘ᴗ˘๑)*.
読む力が豊富な人はその辺のテーマ性も言わずもがな敏感に感じ取ってくれていてすごく嬉しいです✨
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『wa layla wa layla ~次々に妃と宰相を殺す悪王に娶られて新しいお妃になったけどその王が愛おしくてたまらないので改心させます~』
キャッチフレーズ【毒殺、絞殺、刺殺、射殺。全て信じられなくなった王を信じさせる唯一の方法】
https://kakuyomu.jp/works/16817330650546260062☆〜作品概要〜☆
アラビアンナイトで知られているイスラム世界における説話集はご存じでしょうか。
原題:Alf layla wa layla (アルフ・ライラ・ワ・ライラ 和名:千夜一夜物語 別名:アラビアンナイト)
夜毎に妃を殺し続ける狂気の王の妃になった娘は王を改心させるために夜毎に別のお話を聞かせて続きを焦らしながら千夜、一夜毎の別々のお話を語り聞かせるという珍しい形式の名作説話集です。
ランプの魔人や船乗りシンドバッド、魔法の合言葉で岩山を動かして秘密の洞窟を開ける盗賊王、呪文を唱えると望んだご馳走が出てくる魔法のじゅうたん、どれも千夜一夜物語のなかの説話の一つです。
様々な説話が集まっている本作を読んだことがなくてもディズニーをはじめ多くの映像作品や派生作品で一部の説話に触れたことのある人も多いでしょう。
そんなアラビアンナイトの原題から『wa layla wa layla』として、そのうちの一夜のお話のようなものを書いてみました。
世界観や登場人物は本物とは比べ物にならないかもしれませんが、この機会に本物の方の千夜一夜物語にも興味を持ってもらえたらうれしいです。
感想などをコメントくださると嬉しいです。
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悪政を敷き、自ら宰相や妃を殺し続ける悪名高い殺人王に娶られた新しいお妃様
砂漠の中に佇むオアシスを囲むように作られた街
夜の帳が降りる頃
天蓋付きのベッド
ベールを纏い顔の見えない女性
逞しい肉体の狂人じみた風貌の男
金と銀の水差しと杯
柱に潜む影