雪本つぐみ

　ご無沙汰しております、雪本つぐみです。早いもので2021年も暮れようとしております。今年は自分にとってある種の遺産でもあり遺恨でもある『Desire/Disaster』というネット小説を無事に納得のいく形で完結まで導けたり（今でもちょくちょく読まれているみたいで、ありがとうございます）、ずっと前から作りたかったノベルゲームを製作したりと、色々と活動しました。「昔」の呪縛から逃れるような一年（まだ終わってないですが）だったかと思います。

　……のはずだったのですが、今更になって二年ほど前に勇んで書き始めたものの全体の四割ほどで頓挫してしまった作品があるのをふと思い出しました。自分としましては「Desire」には及ばないもののいいアイデアを思いついて構成した作品で、これは何としても完成させたい、と思っていたものでした。ずっと凍結していた作品なのですが、折角なので過去の遺恨らしきものはこの2021年で吐き出してしまいたく思い、まあ、なんというか、あれだけ引退するとか騒いでいてあれですが、短期間限定で復活……するかもしれません。現在大まかな全体のプロットを考えあぐねているところです。もししれっと新作（Desireの四章……契約者が宇宙センターに突入するかしないか辺りと並行して書いていたので厳密には新作ではない）を投稿していたら、情け容赦のない（なさすぎる）バトルロイヤルが展開された前作と比べると大分地味かとは思いますが、特に最後まで「Desire」を愛好して下さった皆さんには触れていただけると至極幸いです。その折はよろしくお願いいたします。

複数主人公の青春群像劇（大嘘）のようなものに成る予定です。勿論、前作から踏襲された作風も多分にあるかと思います。こうご期待？