ここまで読んでくださってありがとうございます。
そして、ヴィヴィ編、ようやく書き終えることができました。
実はこの物語の出発点は、最初からヴィヴィの物語でした。
ただふと、「魔女の話を書きたい」と思ったのがきっかけです。
虐げられ、欺かれ、そして殺されてしまう存在。
けれど――力を持っているからといって、彼女たちが悪であるとは限らない。
そんな物語を書いてみたいと思いました。
そこから少しずつ広がっていって、
「呪甲」という形で三百年前と現在、二人の主人公を繋げる構成が生まれました。
ただ、実際にヴィヴィ編を書いている最中、
正直に言うと、途中で何度か手が止まりました。
席を立って、呼吸を整えないと書けないこともありました。
自分の文章力では、頭の中にある光景や感情を、
十分に言葉にできていないと感じています。
それでも、書いている間、ヴィヴィという存在は、
確かに自分の中で生きていました。笑って、走って、息をしていました。
だからこそ、彼女が辿る結末に対して、
自分自身の感じたものを、どこまで皆さんに伝えられているのか――
それは少し不安でもあります。
ヴィヴィは去りました。
では、彼女は何を愛莉に残したのか。
そしてオジェルは、このまま何事もなかったかのように生きていくのか。
物語も、いよいよ終盤に差し掛かっています。
残りはもうわずかですが、最後までしっかりと、この物語を届けたいと思っています。
引き続き、お付き合いいただけたら嬉しいです。