キャンプ編は本日の投稿分で最後になります。ありがとうございました。
書き溜めも尽きたので、またしばらく休載期間に入ろうと思います。
あらためてご説明すると、拙作はキリのいいところまで書き溜めてから、連続投稿するというサイクルで更新しています。ので、次の更新までは、また数ヶ月ほどお待ちいただければ……。
フォロー・応援・星・コメント・レビュー・ギフト・その他もろもろありがとうございました。
お話としてはようやく本筋に入りはじめたところです。ワンピースで言うと、アーロンを倒してグランドラインに入ったくらい？
ちょいちょい匂わせなんかもありますが、拙作はなるたけ明るく楽しい味付けでやるつもりでいます。コメディ多め、シリアス控えめのバランスは保っていきたい。
ということで、８章はゆるふわ回やります（鉄の意志）。
また更新を再開した際には、お付き合いいただけますと幸いです。どうか、よろしくお願いいたします。
本題としては以上になりますが、恒例っぽくなってきたので裏設定も置いておきます。
裏設定というか、もう後日談みたいなものですけども。このコーナーの趣旨を見失いつつある今日このごろ。好きなように語れる設定帳みたいなもの、と好意的に解釈していきたい所存です。
・白石楓
主人公。めちゃんこがんばった。
キャンプ編を経てコミュ力を伸ばし、ついには真堂さんを説き伏せるという大金星を上げました。あとついでに呪禍も倒しました。
７章終了時点では昏睡状態です。でも、夢の中で何かがあったみたいなので、そう遠からず目を覚ますことでしょう。
目を覚ましてからのあれこれと、白石さんに訪れた変化についてはまた次の章で。
悪いようにはならないと思いますよ。少なくとも、今のところは。
・リスナーたち
今日も元気にクソコメをする奴ら。
実を言うと、白石さんのリスナー層と、七瀬さんのリスナー層は一部被ってたりします。本当に一部だけですが。
配信に合わせてコメントの質を変え、さりとて決して自己を主張せず、時にはクソコメにも手を染めて配信者の味を引き出す。それがプロフェッショナルの流儀です。
まあ、大多数のリスナーはそんなこと気にせず、適当にコメントしています。
・蒼灯すず
描写されてないところでいっぱい頑張ってた人。
集合写真では蒼灯さんも右上枠でした。撤収後、打ち上げには誘われたものの、さすがに疲労が限界だったので速攻で帰っちゃいました。お風呂に入ってぐっすり眠って、数日は配信もお休みしたようです。
・ルリリス・ノワール
命乞い系ヒロイン。お菓子で簡単に釣れる。
キャンプ撤収後は蒼灯さんから貰ったキャンプグッズを使って、迷宮のあちこちを流浪しています。たまに探索者に出会った時は、気まぐれに助けたりとかしているみたいです。
そしてこの子も集合写真では右上枠です。打ち上げは地上で行われたので、魔物である彼女を迷宮から連れ出すわけにもいかず、そういう形になりました。
白石さん・蒼灯さん・ルリリス・七瀬さんの四人が右上枠になった集合写真とは……？？？
・真堂司
苦労人。本当にお疲れ様でした。
日本赤療字社の人間として、誰よりも苦言を呈さなければならない立ち場でした。一人でも多くを助けるために、言いたくもないことを山ほど言うのが彼の仕事です。
それでも、彼がいるのは現場ではなくオペレータールームです。自分の命を賭けていないからこそ、他のものは全て背負う覚悟で職務に臨んでいました。
最終盤、白石さんの行動を彼がどう受け取ったかについては、また次の章で。
・七瀬杏
たぶん、キャンプ編のもうひとりの主人公。がんばったね。
自己評価は低いですが、実は人間性能高めです。最低限のコミュ力があって、三層までソロで潜れる実力もあって、必要とあらばチームワークも取れて、私生活もきちんとしてます。
書類も早めに提出するし面倒見もいいです。尖ってるように見えてちゃんとしてるタイプ。
でも、意地っ張りで時々無茶をするので、側で見ている人がいたほうがいいんじゃないかなって思います。
・山田林檎
やらかしたりやらかさなかったりする女。
足りない部分も多々ありますが、基本的にはいい子です。でも応用的にはアホの子です。悪気はたぶんない。
キャンプでは色々あってさすがに反省しましたが、たぶんほっとくとまたやらかすと思います。
この子にも、側で見ている人がいたほうがいいんじゃないかって思います。
・火城さん
日療戦隊フレイムファイブの一人。
希少な回復魔法の適性持ちです。白石さんの不在時は、もっぱら彼が手当てをしていました。
七瀬さんの訓練については、「もうちょっと厳しくても大丈夫」と内心思っています。体育会系的には、ちょっと物足りなかったみたいです。
・九重陸
りっくん♡
ゴールドラッシュの恩恵を誰よりも受けた人。魔物素材に最速で触れられたので、期せずしてその道の第一人者になりました。
魔抜きナイフや白石さんのホルスター以外にも、他の探索者のためにあれこれ作っていました。彼の作った装備が、防衛戦の成功を影で支えました。
・双葉さん
百億の新人。
ゴールドラッシュの立役者です。本人は相変わらずぷるぷるしていますが、業界関係者からは畏敬の念をもって接されるようになりました。
・天井さん植村さん生駒さん
学者の御三方。
生駒さんが変なことして、植村さんがストッパーで、天井さんが一歩退いたところから見守ってます。年も性別もばらばらですが、なんか相性はいいみたいです。
・神鳥ちゅんちゅん
ごめんね……。
セリフはおろか、顔見せもしていないキャラを犠牲にしてインパクト足りるのかなって心配してましたが、思った以上に反響があって驚きました。
ちゅんちゅんの登場に期待していた皆様、ごめんなさい。やっちゃった。
呪禍討伐後は、彼の子どもたちが迷宮二層の管理者に収まりました。みんなでぱたぱた飛んで、荒らされた魔力の流れをがんばって修復しています。
・呪禍
迷宮外来種。
この魔物の生態については散々語りましたが、おさらいもかねてまとめます。
呪禍は宇宙から飛来した侵略的外来種です。羽化の時期が近づくと、餌と縄張りを求めて魔力の豊富な異星へと旅立ちます。
異星に到着した後は、捕食を繰り返して多量の魔力を蓄えます。周囲の敵対生物をあらかた排除して安全を確保したら、仕上げとして広域魔力吸収魔法（黒い雨です）を展開し、羽化に臨みます。
好戦的な一方で狡猾さもあり、自身よりも強い敵とは即座に敵対せず、力を蓄えてから戦闘に挑みます。つまり、もしも白石さんが討伐よりも撤退を選んでいた場合、完全体となった呪禍が撤退中の探索者たちを襲撃していました。
その特異な生態から、いかなる環境でも生存を可能とする能力を身に着けました。凄まじい生命力を持ちますが、死に瀕するとリミッターが外れて暴走します。こうなった呪禍は手がつけられないので、自滅するのを待った方が得策です。
ちなみに、モデルは人間です。魔物が人間のような敵対行動を取ったなら、こんな感じになるのかなーって。
・５章の伏線クイズ（難易度：EX）
正解は、山田が言っていた「尽くすタイプの美少女」でした。
ちょっとしたネタのつもりでクイズにしたら、思ったよりガチな考察がいっぱい来て、内心冷や汗だらだらでした。「あ、あの、そこまで深刻なやつじゃなくて……そんなに真剣にならないで……」ってなってました。なんかごめん……。
でも、本当に大事な伏線なんですよ、あれ。あれがないと、防衛戦で七瀬さん死んじゃいますからね。
たとえ魔力切れても意地張って、文字通り死ぬまで魔法使い続けますからね、七瀬さんは。ああいう英雄素質持ちには、側で見てくれてる人間が必要なんだと思います。
・４章の小鳥
覚えてますか？ ４章の小鳥。
白石さんのピラルクを横取りして、鳥小屋に住み着いて、家賃を請求されたあの鳥です。
実はあの小鳥、ボツ伏線です。しかもかなり大きめのボツ伏線です。
というのも、４章で真堂さんが計測した巨大な魔力反応は、ルリリスではなく、呪禍でもなく、この小鳥だったんですよ。（※ボツになる前は）
あの時真堂さんが連絡してきたのって、ランニングから帰ってきた後だったじゃないですか。この小鳥もランニング中に出会ってましたよね。
じゃあこの小鳥の正体はなんなのかと言うと、迷宮二層の神鳥です。（※もう一度言いますが、ボツになる前は）
家賃代わりに神鳥の尾羽根（※これも地味に印象付ける描写がありました）を徴収され、それを素材に対呪禍戦のキーアイテムを作る――みたいな展開を考えていたのですが、なんやかんやがもちょもちょしてボツになりました。
そんなわけで神になりそうだったこの小鳥は、やっぱりただの小鳥のままになりました。という裏話です。もはや裏設定ですらない。
・限定蘇生魔法
事前に仕込んでおくことで、時間差で蘇生する魔法です。
発動には六層相当の魔力量が必要です。死亡時に落とした魔力核を回収しなければ、再使用はできません。
つまり、白石さんが魔力核を取り込んでしまった今、ルリリスはもう復活できません。なんらかの方法で六層の力を取り戻さない限り、次の死は彼女にとって永遠のものになるでしょう。
・騎士の魔法
誓約魔法は、誓約を厳密に守るほど効果が高まります。逆に言えば、効果を発揮しない時はそこまで厳密に守る必要はありません。
つまり、七瀬さんを主様と呼ぶのは戦闘時だけでオッケーです。防衛戦では恭しく接していた山田が、病院ではいつもの感じに戻ったのはそれが理由です。
ただし、誓約を破ったら代償が支払わされるのは同じです。もしも七瀬さんが死んでしまった場合、その時はしっかりと代償を支払うことになります。
……みたいな設定を考えているんですけれど、ちょっと条件が煩雑なので、ここ後で整理するかも。しれっと変わっていても、優しい目で見てくれると助かります。
・「英雄」
現時点で彼らについて語ることはありません。