金魚の飼い方
https://kakuyomu.jp/works/2912051600360215206
だいぶ前に投稿したものの、説明しそびれていたので改めて。
『金魚の飼い方』はちょっとオカルト寄りというか、世にも奇妙な物語の雰囲気を意識して書いた作品です。
人魚という非日常の存在を中心に物語が回っていく中、実は彼らの正体は……という展開。
これについては、時々ある切なくも爽やかさの残るオチがつく話が再現できていれば、目論見としては成功かなと思っています。
「あの時世話をしていた生き物は、果たしてどんな感情を抱いていたのか」
子供の頃に小さな生き物を飼った経験があると、何となく考えてしまうことがあります。
魚類にせよ、昆虫にせよ、あるいは哺乳類にせよ。
彼らがどんなことを思い、水槽や虫かごやケージの中で短いひと時を過ごしていたのか。
当時でも、そして今となっても知る由はありません。
ただ願うのであれば、人間と触れ合った一時の中に少しでも前向きな感情があって欲しいとは思うのですよね。
犬や猫のように感情を振る舞いによって表現することも難しい存在にこそ、向けていた愛への返答を持っていて欲しいというか。
勿論、そういう感情には人間自身のエゴが多分に含まれているでしょう。
狭い空間に閉じ込め、必ずしも心地良い状況だったとは言い切れない飼育環境。
ひょっとしたら恨みの方を持っているのではないかと思う時もあります。
けれども、物語という枠の中においては、彼らに対して絶望よりも希望を見ていたいというのが個人的な見解です。
彼らの魂が生まれ変わり、どこかで私達を見守ってくれていると思っている方が、その生涯に報いることができると思うので。
まあこんなところでしょうか。
上手いこと言語化できているかどうかは定かではないですが、このノートを読んで作品により興味を持っていただけるなら何よりです。
今後も機会があれば短編を投稿していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。