実はもう1話最終話がありました。
キクちゃんとゲンさんは、忍者の末裔だということです。
ゲンさんは調理場では、忍術を使い沢山のゲンさんが調理場で働きます。
生地を練る者、パンを成形する者、パンを焼く者、揚げる者、サンドイッチを作る者、クリーム等を作る者、それぞれ担当に寄り増えたり減ったりしながら、パンを作っているのです。
実は小さく見えるパン屋さんは、沢山のゲンさんが働くために、地下3階迄あります。
生地を練る者は地下3階で、働いていて、発酵迄を担当します。
地下2階の者は、焼き、揚げ、飾り付け、クリーム作り等さまざまな工程をこなします。
そして最終チェックをゲンさん自身がチェックします。
そのようにパンが作られるのです。
どれぞれのゲンさんが愛情込めてパンを作ります。
勿論、キクちゃんにも秘密がありました。キクちゃんも忍者だったは紹介しました。
超ハイスピードで、袋詰めや会計が出来たのは、お客さんにも見えないスピードで沢山のキクちゃんの手が、密かに活躍していたのです。
なので、キクちゃんは会話しながらも
超ハイスピードで手を動かす事も可能です。
しかし、キクちゃんはパンをお客さんの前に出す前は
必ず、キクちゃん自身が、パンひとつひとつに愛情込めて言います。
「今日も美味しく出来たわね。さあ、お客さんを笑顔で迎えるのよ」
キクちゃんは、6時キッカリにシャッターを開けます。
お客さんは次から次と、笑顔のパンに迎えられ美味しく出来たパンをトレイの乗せます。
お客さんも笑顔のパンをみて、みんなが笑顔になるのです。
沢山のゲンさんが愛情込めて作ったパン。
キクちゃんの愛情注いだ言葉にパン達は答えるように笑顔が溢れるのです。
そんなパンたちをお客さんは笑顔で、キクちゃんからトレイを受け取り、パンそれぞれの定位置まで運ぶ、お手伝いをしてくれて、パンは寄りいっそう笑顔になって、パン棚に並びます。
そんな笑顔のパンを買わない訳にはいきません。みんなが笑顔でトレイに乗せて行きます。
私も笑顔のパンを、美味しそうなパンを、食べたくなりました。我慢が出来ないので笑顔のパンに会いに行きます。
そんなゲンさんとキクちゃんの愛情こもった笑顔のパンを、残して帰る訳にはいきません。最後のお客さんが、大事そうに笑顔で買って行きます。
そして、キッカリ6時にシャッターが下ろされるのです。
それはなぜかって、それは残念ながら私にもわかりませんでした。
ゲンさんもキクちゃんも忍者なので、お客さんをも密かに操っていたのかもしれません。
それはゲンさんとキクちゃんにしかわからない話。
子ども達に配るアメは、ゲンさん自信が愛情込めて作ります。子ども達にしかわからないゲンさんの愛情こもったアメ。
アメを貰った子ども達にしかわからない味。
私も子どもになって、あのアメの味を知りたかった。残念です。
ある町の商店街の一角にある。小さな小さなパン屋さん。キクちゃんとゲンさんが営む。とっても美味しくて、
とっても忙しい。そしてとっても不思議なパン屋さん。
ここのパンを食べると、とっても幸せな気持ちになって、癖になる。
皆さん、混んでいてもお客さんがみんな笑顔の、そんな不思議なパン屋さんをみつけたら、1度食べてみて下さいね。
きっと笑顔になれますよ。
あっ私の好きなメロンパンが置いていませんでした。今度ゲンさんにお願いして作って貰いましょう。
~おしまい~
どちらにしようか悩みました。私の書かせて頂いたお話では、神様の方が良いと思い、最終的に決めましたが、せっかく書いたのでこちらで読んで頂けたら、嬉しいです(*´∀`)♪