一年前に購入して、いまだに読んでいない本があることを思い出しました。
『白い巨塔』1~5巻です。
入院する予定があり、めったにない長い休みとなりそうだったので思い切って大作を読んでみようと思ったのです。
ちょうど箱根駅伝で、アンカーの選手達が続々と新春の日本橋を駆け抜けていきました。コロナ禍で沿道の応援が少なく、難なく選手たちを応援できたのは幸いでした。私は、すべての選手たちが過ぎ去った後、日本橋の丸善に立ち寄りました。『白い巨塔』はその時に購入したのです。
病院が舞台の小説です。入院中に読んだら臨場感でさぞ楽しめるのではないかと、思ったのですが・・。
当時の日記を見てみましょう
「森見登美彦氏の『ぐるぐる問答』や漫画『ちびまるこちゃん』を読んで過ごす。せっかく全巻購入した『白い巨塔』を読む気がしない。財前五郎がぎらぎらエネルギッシュすぎていて弱った体には油分過多なのかもしれない」
最近また『白い巨塔』を読んでみようかという気分になってきました。ギラギラの権力闘争に耐えられるだけの気力と体力が戻ってきた証でしょうか。
しかし残念ながら、今は読む時間が取れそうもありません。『白い巨塔』はこのまま読まずに、体調のリトマス試験紙として活用するというのもありかもしれません。
さて、どなたか、もし気が向いたら、『怪談実話4 一の鳥居と二の鳥居のあいだ』読んでみてください。お時間はとらせません。気楽な短文ですから。
https://kakuyomu.jp/works/16817330651241764987/episodes/16817330651890686284