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朗読決定&小話

皆さんこんばんは!

5月作品「栞の道しるべ」をVTuberの上野桃香さんに朗読していただけることになりました!

いくつかにわけ、投稿していただけるということで嬉しい限りです!(*ノ>∇<)ノ♡

なぜこんなことになったかと言うと読者の方から朗読に向いているのではないか、知り合いのVTubeに持ち込みをしたいといっていただけまして!

上野さんにも作品を気に入っていただくことができ、朗読していただけることになりましたー!(*ノ>∇<)ノ♡

恵まれすぎていて1度夢かしら??と思ったのですが夢ではないようです!ありがとうございます!

投稿されたさいにはTwitter等でお知らせいたしますのでもしお時間あれば覗いていただければと思います!


ここから下には「栞の道しるべ」主人公、菜乃花のお母さんとお父さんの学生の頃のお話を少しだけ書きます。

本編のネタバレになるかもしれないのでまだ「栞の道しるべ」を読んだことがない方は先に本編を読むことを推奨します!


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私と小林くんが付き合うようになって早くも2ヶ月が経とうとしている。

今まで誰かと付き合ったことはないから小林くんが私の初めての彼氏だ。友達の話だと2ヶ月たつとキスまでしてる人もいるみたいだけど私たちは手を繋ぐことがやっとなれたくらい……

キス、なんて皆どうやってやるんだろ? 今一緒にいれるだけで十分幸せでそれ以上のことなんてまだ考えられないなぁ……

「桜見、飲み物オレンジでよかった?」
「あ、うん!ありがとう」

私たちは放課後デートをしている。本当は制服のままでの寄り道禁止されてるんだけどね。

「あ、そうだ借りてた本、返すね」
「おう、どうだった?」
「楽しかった!」

学生鞄から本を取り出し、小林くんに渡す時に手が触れてしまった。ちょっとだけ気恥しいのを誤魔化したくて私は慌てて会話を探す。

「あ、そういえばひとつ気になってたんだけど」
「なに?」
「宝探し、私が勝ってたらどうしてたの?」

ずっと聞こうと思っていて聞くタイミングを逃していた質問をぶつけてみた。

「え、それ聞く?」
「だって気になるし……」
「栞の意味伝えて、そこから告白しようとしてた……」
「え、じゃあどちらが勝っても告白するつもりだったの?」
「うん、ほかの人と付き合うとかになっても嫌だったし」
「そ、そか」

失敗した、さっきより気恥しくなってしまった。わぁー、顔赤いような気がする……手で顔を隠そうとしたが、それより先に手を絡められてしまった。

「こ、小林くん?」
「絶対幸せにするから」
そういいながら私の手の甲にそっとキスを落とし、眩しいくらいの笑顔を向けられた。

この先私の心臓持つかな?

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ていう甘々なのと、栞の裏話を書きたかっただけです!w
お読みいただきありがとうございました!

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