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令和に送るゼロ年代伝奇

さてタイトルにある「ゼロ年代伝奇」
これについて少しばかり語らせていただこうかな、と。
ブギーポップ、シャナ、物語シリーズ、型月。etc……
例に挙げると暇がないほど幅広いゼロ年代伝奇ですが。
それは作品ジャンルの間口が広いというよりは。
受け手の感じ方が緩いの方が近いという気がしています。
設定が全く似ていなくても同じ括りにいるのがまさにそういう事なのかな? と。
伝奇の文脈で生きる現代作品というのは多々ありまして。
それこそ源流を挙げるよりも暇が無く。
これは金脈というよりかは銅山だなといった趣。
銅は要るっちゃ要るけれど、金ほどの価値はないよね、みたいな。
決して伝奇文脈を馬鹿にしているわけではなく。
今、世間を賑わせているのが異世界ファンタジーだとするならば(そろそろこれも下火な気がしますが)伝奇文脈はあくまでローカルに根付く物だという話ですね。
金ほどの貨幣価値は無いけれど、一定の信用貨幣として流通するくらいの下地はある。
みたいな意味に取っていただければ幸いです。
ではこの辺で筆を置きまして。

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