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完結「終末世界の殺人」あとがき

本日の更新で「終末世界の殺人」が完結しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。未読の方は、ぜひ最後まで読んでください!

以下、あとがきのようなものです。ネタバレはないですが、できれば作品を最後まで読んだ方だけ読んでください。

あらためて自己紹介させていただきますと、去年の秋に何でかミステリー小説に目覚め、書き始めました。
実はその前からもそれっぽいものは書いていた(例「偏愛セレナーデ」)わけですが、そもそもミステリー小説というものをあまり理解していませんでした。
どういうものをミステリーと呼ぶのか、他の方から教えてもらったミステリー小説を読むようになって、初めて理解したのです。
そして古典から最近のものまで、現在までに20冊ほど読みまして、自分でも書きたくて頑張っているところです。

一番好きなのはやはりクローズドサークル。「インシテミル」や「硝子の塔の殺人」、「星降り山荘の殺人」、「屍人荘の殺人」などを読みました。
まだ読んだことのないクローズドサークルものがいっぱいあるので、ミステリー小説の勉強を兼ねて読んでいきたいと思っています。

そんな中で執筆したのが「終末世界の殺人」です。
こちらは学生時代に書いた作品をベースとし、ミステリー小説にしたものです。
登場人物こそ違いますが、キャラクターの役割や関係性の半分ほどは流用していますし、舞台設定も土台の部分はほぼそのまま使っています。
学生時代のあの作品を読んだ人なら、あのキャラが彼だということにも気付くはず。
過去作に「サニー」という名の美青年がいました。そう、「ハルト」です。漢字では「晴人」と書きます。
当時の作中でも賢い人物で、ミソラに当たるキャラクターを怪しんで様子を探っていました。
「終末世界の殺人」の構想は、ここから始まったのです。
過去作をベースとして考えた時、最初はキャラクターをすべてそのまま流用する方向でした。展開も大きくは変えず、いわゆるリメイクをするつもりでした。
ですが、そのままというのもいまいちかなと考え直し、新しく追加することにしたのが旅人のショウです。
いかにも怪しい感じのする青年で、侵入者とつながりがある、という展開も考えましたが没にしました。
やはりミステリーですから、誰を主役(探偵もしくは助手)にして語ったらおもしろいか、考えに考えました。
初めはリュウセイを助手としていたので、彼を語り手にすることも考えました。
また、犯人はミソラと見せかけてユキヤ、もしくはユキヤと見せかけてミソラと、犯人を誰にするかも二転三転しました。
さらに他のキャラたち、主にハルトをどう活かそうかと考えた時に今の形になったわけです。

ですが、今回の作品はちょっとひねりが甘かったですね。
難しいトリックもないし、もっとよく考えるべきだったなとさっそく反省しています。
というわけで、次もミステリー小説を書きます。現代日本を舞台にしたクローズドサークルです。
先行作に負けないくらい、おもしろくてドキドキハラハラする作品にしたいです。
トリックもしっかり考えるので、よければ次回作も読んでください。
また、「終末世界の殺人」だけでなく「探偵の後継者争いシリーズ」もあるので、どうぞそちらも楽しんでいただけると幸いです。
今後とも応援のほど、ぜひよろしくお願いします。

ちなみに、夢は「憧れの米澤穂信先生の作品の隣に自分の作品が並ぶこと」です!
目指せ、ミステリー作家!!(まずは自分の作品を米澤先生に読んでもらいたい……! お願いします!!)

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