• 現代ファンタジー

【いぶきの執筆裏話】役割というもの【2】

√K Chapter:1『─3─ 狂!謀!』

この世界には三種類のロールが存在します。
ライターズ、リッターズ、そしてキャラクター。
何が欠けてもならない。
しかし、それぞれは自分の性に逆らっては生きられない。
ライターズは創り出すことを辞められず、リッターズは挑むことを辞められず、キャラクターは決まりきった運命に逆らえず……


というラズロのセリフ。
それについての話。



俺は某MMORPGを遊んでいます。
遊び続けて1年〜2年くらいかな?
にしては最新パッチまで進んでないのでだいぶ余所事してんだろうな〜って自覚はあるんだけど。

そうやって余所事しながら遊んでるのも、俺がゲームをしなから考え事をしてしまうタチだからで。
どっか行ったりなんかしらのイベントが起きる度におお……!と思って二次創作をしてるから、肝心のゲーム進めるスピードがまァおっせ〜〜〜のですよ。
俺は根っからの『ライターズ』なんだろうなと思う。

そういう人もいるよね!と思ってるから否定する意図は無いけれど、世の中にはRPGを遊んでいても全ムービーすっ飛ばしたりテキスト連打でストーリーを知らなかったりする人がいる。
ただ強敵に挑む為にゲームをしている人がいる。
強い装備品を集めたくて、無実のNPCを殺す人がいる(俺もやったことある……)。
そういった遊び方をする人と、ゲームの中の物語に浸って心を動かしてのんびりのんびり歩いていく人とは、あんまり分かり合えないのかもしれない。

でも皆同じゲームが大好きなことには変わりない。
遊び方は違うけど、皆このゲームに必要な人だ。

創作をしてファンを盛り上げてくれる人も、強さに固執して最新の敵にガンガン挑んで盛り上げてくれる人も、そして何より、そんな我々に愛されて、時には殺されて、時には我々の命を奪って、時には『推し』として我々の心に一生残り続けるキャラクターたち……

何が欠けてもならない。
俺は好きなゲームでのんびり二次創作するのも、仲間たちと強敵に挑んでチャットで大盛り上がりするのも大好きだ。
俺の好きなゲームの中で生きていてくれる、キャラクターの皆が大好きだ。



『ライターズ』、『リッターズ』、『キャラクター』という3つのロールがある中で、読んでくださったあなたに、なにか思い起こさせるものとか……なにか、あったらいいなって思います。

おわり!

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