機関術(きかんじゅつ)
本作における「機関術」とは、中国古代の「機関(からくり)」をもとにした技術の総称です。
歯車、ばね、縄、滑車、木材などを組み合わせ、人の手だけではできない動きを生み出す仕掛けを指します。
作中では、空を飛ぶ木製の鳥「木鸞」や、姿を変える「千機扇」をはじめ、武器、罠、移動装置など、さまざまな機関が登場します。
現代の言葉でいえば、古代中国版の機械工学やロボット技術に近いイメージです。
ただし、『九霄雲外』に登場する機関術は史実そのものではなく、墨家や公輸一派にまつわる伝承・逸話をもとに、武侠・ファンタジー的な解釈を加えた本作独自の設定です。
「人の力ではなく、仕掛けの力で動かす」——それが機関術です。