前回より引き続き、投稿継続一週間記念のおまけとしまして、今回は『花束を』の制作裏話を語っていこうと思います。
いや、前回から少し時間が経ちまして……なにぶん『宵星館(元:落ちこぼれ寮の予知者は、破滅の未来を変えられない——それでも俺は、運命に抗う。ご察しのとおり改名しました)』が思ったよりも大変な作業があったものですから、ノートを書こうという気になれなかったんですよね。
全エピソードを大改修するという……、正直、もう二度としたくない。
千反田える(『氷菓』_ヒロイン)ではないですが、『気になってしまえば、止まらないんです』。書き直したくて直したくて、ゾワゾワするんです。厄介な性質だと思います。これには右京さんもニッコリですね。
それに、ぶっちゃけ前回のノートが長すぎる。あれを平常だと思われたら、もうやっていけないので、今回はなるべく短くを心がけて書いていきますよ。
さて、本題。前回伝えたか伝えなかったかは、記憶が朧げでよくわかりませんが、実は『花束を』も高校生の頃から執筆していた作品となります。
えぇ、それなりに長く描いているものですから、100話くらいありそうなものですがね、そこは心に右京さんを飼っていますので悪しからず。
この作品のタイトルに胸を借りるなら、一言で申しまして、『愚か』なのでしょうね、私は。継続できないできないと、日々嘆く中、こうして、一週間以上継続できたことを誇らしげに思います(何度、サボろうと思ったことか)。
『花束を』を執筆するにあたって、とても気を払ったのはやはり『伏線』です。
自分の手で練り上げた設定ではあるのですが、これがまたとても複雑で、何度挫折しそうになったか、枚挙にいとまがありません。
作中では、主人公たちの楽しげな『掛け合い』というのを意識しており、そこへ『暗い伏線』を織り交ぜるのは、とても神経を磨耗させます。
ほんとね、焼き切れるんじゃないかと思いましたよ実際。
そして、この作品は一度だけリアルの友人に読ませたことがあります。
その感想がこちら。
『起承転転転転転結、だねこれは! がは!』
いい笑顔でしたよ。
この評価にしばらく寝込みましたね。とある新人賞に向けて執筆していただけに、暗めの評価が下り、心が萎んでしまったんですね。なんと脆弱な。もっとしゃんとせい!
とはいえ、今でこそ、ライトノベルってそれくらい怒涛でもいいのではと思うようになり、今回、ネットで連載しようという運びになりました(それもこれも、本名を読んでもらうための動線なわけですが)
そのため、ストックがそれなりにあり(と言っても文庫一巻分程度しかない)、来月までは更新が続くわけですが、それ以降は正直……。
「それって、希望がないってことですか?」
さ、智くん!? あの『愚かな君に、花束を』【第一部:名探偵は信じない】の主人公兼語り部たるあの——雨宮智くん!?
そんな人物がどうしてここに!?
「いや、なに。簡単なことですよ。筆者たるあなたが、ペラペラと事前に言い訳を並び立てているのが見えたものですから、脅しにというか、名実ともに釘を刺しに来ました」
ひぃ!? 釘を刺すって……どっちかというと鬼灯ちゃんあたりの得意技というか領分じゃない?
「そんなことはどうだっていいんです。これから肝心で肝要なのは、あなたに僕たちの世界の続きを書く気概があるのか否かなのですから!」
気概ね。随分と難しいことを言ってくれる。
こちとら、それなりに忙しいんだぞ!?
なんとか時間を捻出して書き切ったと思っても、右京さんがひょっこり顔を出してくるし(執筆のお供に紅茶を用意しているせいかもしれない)、『宵星館』の設定が君たち以上に複雑で、情報が錯誤しているし!
あー、そんなこと言われたらやってらんねーよぉ。
「母親に宿題の有無を確認された子供ですか、あんたは!」
バッカ、智くん。そんなのはね、無視すればいいんだよ。見ないふりをすればいいのさ。一番手っ取り早い方法だと、そうは思うわない?
「……。ほんと、『愚か』ですね。作者なのに」
がは! 智くんに言われたくはないんだが……。
「はいはいそうですね。——って、僕これから夕飯の準備があるんだった!」
そうなんだ。大変だねぇ。
「ぼやいてばっかいないで、執筆に集中してください! さもなくば、四ノ葉さんが、今夜中にでもあなたの枕元に立ちますよ?」
ヒィ! そりゃ、おっかねぇや。頑張るとしよう。
「伏線を張るのも結構ですが、読者を飽きさせないコンテンツ作りに手を抜くんじゃないですよ? それじゃあ、読者の皆皆様、不肖極まる私めと、この珍獣作家が今後も健やかに活動できるよう、ぜひ沢山の応援をしてください! ——それは、僕はこれで」
じゃーねー。また来いよ!
………。
行ってしまわれた……。
というか、今回は今回で十分長くなっているのでは?
まあいいや、ともかく、『花束を』シリーズは、全世界の愚か者たちに手向ける、私の心がこもった作品(花束)となっておりますので、気になる方はぜひ、ご拝読を。
さて、終盤です。
というか、そうしないとこの身が朽ちる。
一週間以上が経過し、続々と新エピソードが語られています。今後も、ストックが切れるまで『花束を』の更新は続きますのでお楽しみに。
最後に、何度も繰り返すようで恐縮ですが、『宵星館』という作品を執筆中です。
作品の人気や応援の数次第では、優先度が変化することもあるでしょうが、向こう半年ほどは『宵星館』を頑張っていきます。
とりあえず、『宵星館』の第一部が終了するまでは‥‥‥。いつ終わることやら。
また、他にも、完結済みだったりと少ないですが、見どころのある作品がまだ残っています。
ぜひそちらも一緒にご愛読ください。
取り敢えずまあ今回は、雨宮くんたちの今後の活躍を切に願って……、これにて終幕とさせていただきます。
ほんとのほんとに、最後に。
次回のノートの予告です。
一週間記念、最後のおまけです。
『宵星館』の裏話をさせていただきたい。
記念おまけが終わっても、きっと『宵星館』の設定資料集を一部公開したりすると思うので、ぜひこちらも忘れずにご確認ください。
それじゃ、また次回。ヴァイヴァイ。