おはようございますこんにちはこんばんは、Wkumoです。
『蟹にまつわる小説群(エトセトラ)』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889996982 に、140字小説を14篇とサクッと読める短編を1つ追加しました。
140字小説はいつものように明るかったりギャグだったり暗かったりシリアスだったりする感じです。
短編『蟹好きカミングアウト考』の方はちょっと真面目な感じの出来で、「どうしても譲れぬ思想」の取り扱いやなんかの障害とかのカミングアウトとかをまぜまぜしたらこうなりました。
蟹シリーズの設定を明かすつもりはなかったのですが、ちょっとわかりにくいかもしれないと思ったのと、設定を明かすことで入りやすくなったらいいなと思って自サイトからちょっとだけ転載いたします。
▶『ハートフル蟹氏』以降の蟹シリーズ共通設定
最近の蟹シリーズの蟹は概念的存在です。不思議かつ独善的な人外です。
蟹は「救い」を求める人間を選別し、「選び」ます。
蟹は選んだ人間のパートナーとなり、人間の寿命まで共に生きます。
選ばれた人間は謎の蟹パワーによって人間社会からある程度隔絶されます。とりあえず元いたところから離れた地方に跳んだりします。
選ばれた人間が選ばれた後日常的に関係するのは基本、選んだ蟹、蟹に選ばれた他の人間、他の蟹のみになります。蟹の会社とか蟹の学校とかがあります。
ただしインフラやサービスなどは人間社会のものを使うので、完全に人間社会から離れるわけではありません。しかし基本的に、選ばれる前の知り合いなどと再会することなんかはないように謎の蟹パワーによって調整がなされています。
みたいな感じのふわっとした設定です。
この主人公が生きている時代はそんな蟹による「選別」や蟹によって人間が人間社会からある程度隔絶されてしまうことが問題視され始めている時代で、蟹ハンターなどが対抗措置を取ったりしています。
でもこの国では最終的に蟹に国が委託され蟹が国を治めるようになってしまうのでまあお察しというか、ユートピアなんだかなんなんだかということになりますがそれはまた別の話でというか、書かないかもしれませんが、そんな感じです。
*以上*
ちょこちょこ読んでくださっていた方も、これから読んでみようかなという方も、蟹シリーズをどうかよろしくお願いいたします。