皆様いかがお過ごしでしょうか。
穂高凜です。いつもありがとうございます。
ジメジメとして気怠い季節が目前に迫ってきていますね。
おかげで湿気を多分に含んだ右手指が、文章入力を緩慢にしている……などという言い訳はやめておきましょう。
さて、日々応援してくださっている皆様へ、現在執筆中である新作についてのご報告をさせていただきたくこの場を設けました。
簡単な概要及び冒頭のひと欠片を抜粋してご紹介いたします。
ある一人暮らしの女性の日常を突如として襲うストーカー。
自宅で起きたある出来事を境に発現する、数々の奇怪な現象。
現実と超常が入り混じり、それぞれの世界の境界線が曖昧になるミステリーホラー作品となっています。
以下、新作作品の一部を抜粋したものになります。
『マリオネットみたく天から吊り下げられたように、茫然としたまま虚ろな目でじっと芽実を見つめていた。
そんな志島の様子に、一層の薄気味悪さを感じた芽実は、玄関外に立つ忌物を断ち切るように力いっぱいドアを閉じた。
知らず知らずのうちに呼吸を止めていたのだろう。
閉まると同時に思いきり息を吸い、激しく高鳴る鼓動は明確な音として芽実の耳にも届いた。
ドクンッ……ドクンッ……。
志島にも聴かれてしまう気がして、慌てて胸を押える。』
少しずつではありますが着実に完成へと近づいていますので、どうか引き続き応援よろしくお願いいたします!