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「AIハンドラーの家出」作者のひとりごと①

 これまでコンテストというものに応募したことがなかったのですが、なにか外から入ってくるお題に合わせて物語を書いてみたいと思い、「賢いヒロイン」向けに小説を投稿し始めました。不定期投稿になりますが、4/20までできる限り投稿する予定なのでよろしくお願いします。




小説「AIハンドラーの家出」についてちょっとした裏話を。

近未来的な世界観で書いてみようという構想は今までもあって、それを詰め込んでみたのがこの作品です。

 「異世界転生もの」というのはweb小説では人気ジャンルではありますが、大体、中世ヨーロッパか魔法ファンタジーゲームっぽい世界かが多いような気がしていて、転生前の地球での知識を活かすとなったときに、地球よりも文明的に遅れた場所の方が良いのだろうと、魔法で何とか矛盾を力ずくで解決しようという都合や、あとは、その2つは読者と作者で共通認識がつくりやすいのだろうと思います。無駄な説明が省けて物語に集中しやすいですからね。

 ですから、そこを敢えて、未来の世界線にするというのが今回のコンセプトのひとつです。あまり、転生ものを書かないのですが、今回は登場人物の中のひとりを地球からの転生者にしてみました。地球との違いを教えてくれる説明役という作者的都合ゆえです。ですから、あまり地球との何かを絡ませるつもりはありません。

 また、今回近未来を描く上で、刺激を受けたのが、昨今のAIの台頭です。ChatGPTというのがニュースでよく聞きますね。また、AIイラストも度々Twitterで話題にあがります。AIイラストについてはAIに学習させたイラストを描いた人にも何らかの還元があるといいと思っているのですが……。それは別として、AIというものが人間を凌駕するのが当たり前になりつつある現在でも、意外と肉体労働って消えないんだなというのが最近の実感です。荷運びとか、介護とか、その前にAIが頭脳で人智を超えていく……そういうことを結構考えました。

 他にも、経済的な発展とともに問題になる少子化にどう対策したのか、とかを倫理的に問題かどうかはさておき、解決してみた社会になります。

 とはいうものの、決してそういった界隈に詳しいわけではないので、あくまで創作物として楽しんでくださればと思います。


 小説の中にはさまざまな架空の企業名やサービスが出てきますが、個人的に気に入っていて、実現したらいいと思っているのは(株)VRMの「繊維粒子」です。気になった方は読んでくださると嬉しいです。

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