「最後の騎士 ~第六聖女遠征の果て~」完結しました。
お読み頂いた方、評価、応援コメントを頂いた方にまずは心よりお礼申し上げます。
全49話+解説項目とだいぶ長編化し、約半年にも渡る執筆となりましたが、何とか完結させることができたのは読者の皆さまのおかげです。
というか、初めてまともに小説を完結させることができました。
いろいろな作品から影響を受ける中で、ともかくこの「最後の騎士」では戦争を日常として、そこに渦巻く悲劇と狂気を描きたかった(従軍経験ないけど)。
戦争に理由などなく、民や国のためとか、世界平和のためとか、そのような高い志や崇高な理想などの要素は極力廃し、むしろいい人間こそが惨たらしく死ぬ世界にしたかった。
ただしエログロ満載でゴア描写も多くなったのは、恐らく作者の趣味趣向のせいですが。
そして話を構成する段階で、ほとんどの登場人物は「いかに最後を迎えるか」というのを念頭に置いて書きました。
特に女騎士への扱いが尋常でなく悪いですが、これはフィクションにおいて優遇されがちな女騎士へのアンチテーゼみたいなもんです。戦場に立ったら男も女も関係あるかい。
結果として登場人物がほとんどハッピーにならない内容でしたが、概ね自分が書きたいことは書けたんじゃないかと思ってます。
重ね重ねありがとうございました。