皆様、こんにちは!浦田ヲチです。
いつも『BACKROOMS:出口は記憶の中にある』を応援いただき、本当にありがとうございます!
先日のXの企画で多くの方から反応をいただき、嬉しく思います!一つ一つ、丁寧に読ませていただいておりますので、感想をお届けできればと思います。
さて、遅くなりましたが、翼編と、大聖&紬編を何とか書き上げることができました!
(⚠️以下、ネタバレ注意です)
まず、翼編について。
いつも明るくみんなを照らす太陽のような存在の翼。彼は中学時代、体罰に悩まされ、そして自分を慕っていた後輩がその矛先となってしまい、救うことができなかったという過去を持っているキャラクターです。
普段は誰よりも頼れる存在だからこそ、助けられなかった、という後悔をずっと胸の奥に抱え続けています。周囲には決して弱音を吐かず、自分が傷つくよりも誰かを守ることを優先してしまう。そんな彼だからこそ、バックルームでは、走り続けるしかない、という考えに囚われていました。
彼のエピソードでは、「過去は消えない。それでも、受け止めることで前へ進める」という、この物語全体に流れるテーマの一つを描きたかったと思っています。
そして、大聖と紬の過去編。
この二人の物語は、本作の中でも特に力を入れて執筆したパートです。
幼い頃に出会い、お互いにとって唯一無二の存在だった二人。しかし、「守りたい」という大聖の想いと、「守られてばかりでなく、隣に立ちたい」という紬の気持ちは少しずつすれ違い、二人は離れ離れになってしまいます。どちらも優しいからこそ、自分の本音を言葉にできませんでした。
バックルームはそんな二人に、逃げ続けてきた過去と真正面から向き合うことを強いました。
第十一話でようやく本音をぶつけ合い、「たっちゃん」「紬」と再び呼び合えるようになるまでの流れは、作者自身も何度も書き直しながら完成させた、大切な場面です。
この作品はホラーというジャンルではありますが、私が一番描きたかったのは「人と人との繋がり」や「許すこと、許されること」でした。読んでくださった皆様にも、その想いが少しでも届いていたら嬉しいです。
そして、いよいよ物語はクライマックスへ。
最後のステージでは、四人はバックルーム最大の試練に挑みます。これまで積み重ねてきたもの、四人が抱えてきた傷、そして絆。そのすべてが、このラストへと繋がっていきます。
ホラーとしても、青春群像劇としても、この物語らしい締めくくりになったと思っていますので、ぜひ最後まで見届けていただけたら幸いです。
また、連載スケジュールについてお知らせです。
いよいよ終盤ということで、今週木曜日から日曜日までの四日間、毎日更新で最後まで一気に公開します!
・7/23(木):第十二話
・7/24(金):第十三話
・7/25(土):最終話
・7/26(日):エピローグ
『BACKROOMS:出口は記憶の中にある』も、いよいよ完結です。
最後まで四人の旅路を、どうか温かく見守っていただけたら嬉しいです。
引き続き、よろしくお願いいたします!