• 恋愛
  • エッセイ・ノンフィクション

最新について

これからも最新はできるだけ土日にアップしたいと思います。
ゆっくりですが、よろしくお願いします。

取り敢えず悪役王子中心に区切りのいいところまで最新頑張ます。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054957247288/episodes/16816452221464505714

2件のコメント

  • こんにちは。
    こちらにお邪魔します。

    キャラについて。
    小説を書く前に下書きの段階でキャラを作ってしまうと良いです。
    主人公、ヒロイン、準ヒロイン、ライバルキャラ、サブキャラ、その他。
    全部セリフを付けて書き出してみるのも手でしょう。

    少し分かり易いように、小説内のセリフを拝借します。

    「歌えなえいなら、俺と特訓な」
    「かなりガチだから口ぱくは論外な」
    「じゃ歌って」
    「何か問題でも、お前意外みんな歌える」

    「え、ここで? まだ一度しか動画見てないのに覚えられるわけないだろ。しかも、みんながいる教室で歌うなんて恥ずかしすぎる」
    「そんなのできるわけないだろ! 恥ずかしすぎてこれでも精一杯だから」

    主人公と安達君のセリフです。
    どちらも調子が同じに感じます。
    安達君の語尾の「な」は個性として分かり易いですが。

    さて、これをどうすれば良いのか、と言えば安達君はそのままで、主人公に変更を。

    「わけないだろ」を「わけないじゃん」
    「恥ずかしすぎる」を「恥ずかしいじゃん」
    「精一杯だから」を「精一杯だし」

    などのように語尾の調子を変えるだけで、印象が変わってくるはずです。
    一方の言葉遣いが乱暴ならもう一方は少し控えめ、くらいが対比として良いので、読む方も分かり易いです。

    「じゃ、歌って」
    「え? ここで歌うの? まだ一度しか見てないから覚えてないし」
    「四の五の言わず歌う」
    「みんなが居る教室でって、恥ずかしいじゃん」
    「あのな、お前以外はみんな歌える」
    「だからって、恥ずかしすぎるし」
    「ちっ。しょうがねえな。じゃあ俺が歌うから続け」
     マジで歌ってる。でも教室内の生徒は誰も気にしてない。
    「はい次。お前」
     仕方ない。なんか恥ずかしいけど歌ってみた。
    「声小さい! もっと背筋を伸ばして腹から声出せ」
    「無茶だって。これでも精一杯だし」
    「あ、次からソプラノと掛け合いだから佐々木、ちょっと歌ってくれる?」
     女子に声掛けてるし。なんてはた迷惑な。
    「いいよ。ついでにテノールも入れてみたらどう?」

    恥ずかしがる主人公は少し内向きとすれば、セリフ自体に違いが明確に出てると思います。
    また、長いセリフは話のテンポを悪くするので、短いセリフ、長いセリフを上手に使い分けると良いです。

    長いセリフは途中で切って、他のキャラに合いの手を入れさせる。
    そうすることで、テンポの良さが出てきます。
    ラブコメには欠かせない要素ですので、ぜひできるようになってください。

    例示しないとは言いましたが、具体的に示した方が理解し易い部分もあるので、今回は例示した上での解説としました。

    最初ベタ打ちでもなんでもよいので、まず書き出す。
    それを見て、手直ししてみてください。
    手間は掛かりますが慣れれば、そんな作業がなくても書けるようになりますので。

    キャラの性格。

    内向的なキャラのセリフ。
    「僕にはそれは無理だよね」「僕にはそんなことできないし」

    外交的なキャラのセリフ。
    「俺がやってやるって」「俺に従ってればいいんだ」

    平均的なキャラのセリフ。
    「俺がやるの?」「俺でもできそうだけどな」

    これで三人分できます。
    こう言った感じで何パターンか作れば、それらを使い回すだけで済みます。
    ただし、ちょっとずつアレンジを加えて行きますが。
    性格と行動をきちんと結び付ければ、話す内容もそれに沿ったものになるのです。

    で、上のセリフをくっつけると。

    「僕にはそれは無理だよね」
    「俺がやるの?」
    「俺がやってやるって」
    「俺でもできそうだけどな」
    「僕にはそんなことできないし」
    「俺に従ってればいいんだ」

    混ざって行方不明になっているでしょうか?
    三者三様、それぞれの個性があれば誰が誰だかわからない、を防げます。
    これをマスターしないと、何時まで経っても書き分けができません。
    できないということは、キャラに魅力を付加できません。
    そうなると読んでいても話にのめり込めません。
    のめり込めないのですから、読んでいても面白くない訳で読者は付きません。

    上の例を参考にきちんとキャラを作り込んでみてください。
    魅力あるキャラが居て読者が楽しめるので。
    とても大切な部分です。キャラ無くして物語の成立はありません。
    どれだけ優れたストーリーがあっても、キャラが死んでいたら読まれないので。

    以上、手厳しい内容だとは思いますが、小説の肝になるものですので、なんとしてもモノにしてください。
  • ゆう様
    いつもながら的確なアドバイスありがとうございます。

    今回は特にすごく重要なことを指摘された気分です。
    今までも的確なアドバイスでしたが、なんだろう。たからを探し当てたみたいな。
    何となくでもいいかな、と思っていたところが全然ダメなことがわかったのは、私のキャラたちにとって転機になりそうです。

    いままで、キャラは数話書いて行くうちに決まっていくものだと思っていたんですが、台詞にまで影響してくるものなんですね。
    当たり前といえば当たり前なんですが、まったく意識してなかったので反省です。

    これは、すぐに直せるものではなく、ちょっとじっくり考える必要がある改善点ですね。
    指摘してもらいましたが、今の私ではすぐに直せそうもありません。
    まずはキャラづくりからやる必要がありそうです。

    今回の例は本当にわかりやすくて、手間暇かけてもらいありがとうございます。
    何だか、すべてのキャラ作り直したい気分です。
    手厳しい内容とありますが、手厳しく言ってくれる存在はありがたいです。
    全ての指摘にこたえる能力がなくてもどかしいですが、私なりに消化してちょっとづつでも成長している気分ですので、お気になさらずに。

    時間はかかりそうですが、キャラづくりを自分なりにじっくり考えてみようと思います。


コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する