先日近況ノートに上げた神崎家の設定に続いて、皇家のお話もこちらでさせていただこうかと思います。
皇家は神崎家の本家という話がありましたが、皇家はシャーレにおける五大名家の1つ。武力至上主義であり、戦闘系葬術を持たない一族のものを迫害しています。
それは他の家の者にも影響し、五大名家に生まれながら戦闘に適さない者は弱者であると決めつけるきらいがあります。
努力によって武力を身に着けた秋仁でさえ、彼らにとっては弱者に当たるというわけです。可哀そう。
その弱者が側仕えに抜擢されたため、それはそれは神崎家への当たりは強く犬猿の仲となっています。元は同じ家なのに。
彼らは300年前の大戦の折、軍部の中枢として活動していた軍人に端を発する家です。
大戦の際に研究されていた人が葬術を扱う方法の被検体であり、その第一人者でもありました。
同じ研究の被検体たちが身を寄せ合い、出来上がったのが皇家。
彼らは研究の影響で他の人間より多くの深水を保有することができ、短命な一族です。
しかし、深水への適合によって多くの深水に浸っていたとしても長生きできる例もあります。
現在の当主はリュードの側仕え、皇剱(すめらぎ つるぎ)。
類まれなる武力を持って生まれ、深水に8割を浸しながらも齢70歳を超える異端者です。
前任の側仕えの補佐として15歳のころからリュードに仕え、30歳からは総帥の座も兼任していました。
彼に子はいないのですが、戦闘系葬術を持たず葬務官にならなかった妹が子をなし世継ぎを作っています。
皇家で葬務官をしているのは総勢15名。訓練官以外は1等葬務官以上であり優秀な葬務官達です。
この物語で総真達が関わる皇家の人間は凡そ3人。その3人のお話を最後に箇条書きにて失礼いたします。
次は神達の設定をば。
それでは、また7時にアクアリウムでお会いしましょう。
〇皇刃夜(すめらじんや) 作中では未登場
18歳の男性 1等葬務官
175cm
1つ結びにした黒髪と碧眼が特徴。容姿端麗だがすこぶる怖い。
自分にも他人にも厳しい。
メイン武器は刀。深水を高濃度へ圧縮した刃を放てる。水月孔の一種。別名水月刃(すいげつじん)。
3年生の訓練官。高校3年生みたいなもの。
皇剱の妹、皇小夜の子。訓練官にして1等葬務官となった優秀な者。皇家の次期跡取り。
力への執着がすさまじく、妹に並々ならぬ感情を抱いている。
皇兄妹の不仲はシャーレでは有名で、なるべく同じ任務に当てるなと注意喚起された。
次なるリュードの側仕え候補として名が挙がっていたが、1つ下の訓練官に特務葬務官が現れたため立場が危うい。それゆえにとても焦ったような行動や他人に当たるような言動が目立つ。
伯父の剱が殆ど表舞台に出てこないため、皇家の代表として会議に出ることも多々ある。
〇皇治剣(すめらぎちはや)作中では未登場
17歳の女性 4等葬務官兼医務官
167cm
肩まで切った黒髪と碧眼が特徴。兄皇刀夜とは年子。兄ととても似ている綺麗系。
とても優しく気弱。
2年生の訓練官。高校2年生みたいなもの。
戦闘系葬術を持たずに生まれ、治療系葬術を扱う。(名称未公開)
皇剱の妹、皇小夜の子。
医務官になるはずだったのだが、皇家の方針で葬術を持つものは誰であれ葬務官になれと言われ、剱の知らないところで強制的に訓練官をやらされている。
これについては剱も勝手に申請した者を手ひどく罰したが、本人が秋仁目指して頑張ると言ったため彼女が音を上げるまで静観を決めている。
皇家では戦闘系葬術を持たない彼女はいじめられ、迫害の対象となっていた。幼いころは兄が庇ってくれていたが、10を超えるころから兄は次第に離れていき、訓練官となった2人の間には大きな溝ができている。
跡継ぎをなす以外の役割を与えられなかった落ちこぼれの母、皇小夜と同じ末路を辿る未来もあった。剱が治めるようになってからは自分のやりたいことを当主に直訴できるようになった。
兄から一方的に嫌われているが、守ってくれた幼き日々を宝物とし、何か事情があって酷い態度をとっているのだろうと思っている。周りからは希望的観測だと言われている。皇家の評判が悪すぎる。
〇皇剱(すめらぎつるぎ)
72歳の男性 特務葬務官
182cm
目にかかりそうな黒髪、釣り目に碧眼。くまがひどく人相が悪い。表情筋が死んでいる。口は達者。
メイン武器は拳。雷の葬術を使う。本人は名前などどうでもよいので雷としか言わない。(名称未公開)
皇家には珍しく力に執着していない。
残酷な部分ではリュードの一番の理解者である。
見た目は40代前半ほどに見えるが、実際は72の齢を超えるおじいちゃん。
8割を深水に浸した異端者であり、深水への適合から老化が止まっている。
前任の側仕えの補佐として15歳のころから約57年側仕えを全うしており、リュードの言葉が全てだと信じている。
自我が全くない。命令しなければ眠りもしなければ食事もとらないため、リュードが四苦八苦しながら生存可能な程度命令を出している。
何時に起床する、何時にご飯を食べる、祈りの時間は1日何時間まで、などなど。
ロックとカノンには信頼されているがちょっと苦手だと思われている。
多分本人に感情がほとんどないのが原因。
ご兄弟、妹君、弟君と敬意を表しているが命令に絶対服従というほどではない。
リュードのためならどんな無理難題にも答える(死ねといわれたら死ぬ)
皇家は横柄な人間が多く組織内で軋轢を生みかねない爆弾だったがリュードの命で剱が皇を統治してからはだいぶ落ち着いた、MVP。