さて……
何から話せばいいでしょうか。
初めに話す事は決まっていますね。
読者の皆様ありがとうございました!
この物語を描き始めた日を覚えています。
3月3日の素敵な空でした。
スピリチュアルな事を言うようですが、頭の中にこの物語が降ってきたという感覚です。
そして、最終話の構想はずっとありました。
途中で色々悩みながらも、ひとつひとつ花を摘むように描いてきたお話でした。
皆様の心に少しでも届いてくれたら嬉しいです。
そしていつかお話した『ハッピーエンド』のタグについて語らせてください。
作中では決してハッピーな展開ばかりではありませんでした。
傷ついて、傷つけて……心を傷めて泣き叫んで……
そんな中でハッピーエンドのタグはどうしても僕の中では違うなと。
終わりとしては、このような形で幕を閉じましたが、雪音ちゃんと千姫くんを思うと、この物語の主題である『心を託す物語』として見てほしいという願いでした。
ご理解いただければ幸いです。
ふたりの花が紡いだ物語。
あなたの心に少しでも寄り添えますように。
最後にこの言葉で終わりたいと思います。
桃の花をあなたに