これまでに物語に登場し、ハルカが使用、あるいは敵対者が行使した能力体系「13分類×4系統」のカード情報を整理します。
■能力体系:4系統の定義
♠(スペード):暴力(Violence)
破壊、放出、振動、加速など、肉体的な終焉をもたらす「物理的な力」の系統。
♦(ダイヤ):物質(Matter)
質量、硬化、伝導、重力、凍結など、この世界を構成する「物質の性質」を改変する系統。
♣(クラブ):概念(Concept)
摩擦、慣性、切断、因果など、物理法則そのものをハックする「理《ことわり》」の系統。
♥(ハート):情動(Emotion)
共鳴、支配、恐怖、記憶など、精神を解体し、他者を従わせる「魂の揺らぎ」の系統。
■既出カード・アーカイブ
♠3(暴力:放出) 1Fの男が所有。指先や掌の皮膚を弾けさせ、圧縮された空気を弾丸として放つ。
♠8(暴力:振動) 8Fの男が所有。高周波振動を発生させ、接触した物質を共振によって粉砕・液状化させる。
♠10(暴力:多重加速) 14Fの少年が所有。自身の質量運動に幾何級数的な加速を加え、音速を超える一撃を放つ。
♠J(暴力:指向性振動)15Fの女が所有。声帯の振動を収束させ、不可視の音の刃として射出する。
♠K(暴力:絶対座標)13Fの男が所有。攻撃のベクトルを「結果」として対象の座標に直接定義する。回避不能の暴力。
♦3(物質:質量)2Fの男が所有。触れた物質の質量を数倍〜数千倍に増幅する。
♦9(物質:重力)9Fの肉塊に宿る。指定座標の重力定数を操作する。ハルカはこれを自身の骨格維持や加速に転用。
♦10(物質:凍結)16Fの彫像に宿る。周囲の熱エネルギーを奪い、分子運動を絶対零度まで停止させる。
♦J(物質:伝導)4Fの男が所有。神経信号や電位差を利用し、ネットワークや他者の皮膚をアンテナ化して情報を強制流入させる。
♦Q(物質:反射)20Fの監視者が所有。あらゆる光学的、物理的干渉を完璧な角度で反射し、熱線として撃ち返す。
♦A(物質:絶対質量)17Fの巨漢が所有。自身の存在に天文学的な質量を付与し、空間そのものを自重で圧壊させる。
♣2(概念:摩擦)ハルカの初期カード(弟の魂)。 原子間摩擦を0〜無限まで操作する。滑走、熱発生、分子結合の切断、防御など汎用性が極めて高い。
♣5(概念:切断) 5Fの男が所有。空間の連続性を断絶させる。物理的な装甲を無視し、対象を「最初から離れていたもの」として分かつ。
♥2(精神:共鳴)3Fの女が所有。対象の記憶にある「痛切な音」を物質的な振動に変え、体液を内側から共鳴破壊する。
♥8(精神:慟哭)19Fの少女が所有。観測者の「聴覚的記憶」を逆流させ、脳幹を直接加熱・破壊する。
♥Q(精神:支配)ナツメが所有。自身の精神を外界へ拡張し、半径数メートルの空間内の物理・生物を絶対的に制御する。ナツメの死後、ハルカの核(コア)となる。