そういえば、世界観についてを小説内でそこまで描写してない(必要最低限しか出してない)と思ったので、ここに書いてみることにしました。
・世界
現実世界とは『少し違う』世界。
重要視されるものが肉体よりも精神となっていたり、『科学』がそこまで発展していない代わりに『魔術』が発展していたり......そんな感じの世界。
・『魔術』について
科学の代わりに『魔法』が発展しているため、一般的に使われる用語と、この世界で使われる用語とは、ちょっと違ったりします。
言い換えるとするなら......科学=魔術で、魔法=科学で証明できない未解決問題って感じ。
ここで少し難しいのは「現実世界ではできないけど理論上可能な事象」は魔術に含まれたり含まれなかったり......この辺りは後々書いていきたいと思ってる。
例)春風を起こす。(春風が起こるような気圧配置を作り出して操作すれば、理論上春の暖かい風を作れる……と、思う。専門家じゃないので分からないけど)
・『獣人』(けものひと・びと)について
一般的なファンタジーだと、ケモ耳とケモ尻尾付いた人って感じだけど、こっちの世界では『化け猫』とか、『化け狐』みたいなニュアンスが正確かも。
この種族は猫だったら猫人、狐だったら狐人って感じでそれに対応した動物の姿に質量や骨格ごと変化させる『魔法』(人間には再現不可能なものらしい)を持っている。
だから、獣人(じゅうじん)じゃなくて、獣/人(獣と人の間を行ったり来たりできるやつ)って呼んでる。
人口(?)自体はその動物の百分、千分の一位の確率で突然変異的に現れて、一度獣人になった動物は、人間と交尾してもその子供は普通に人間と同じ知能を持つよ。(獣人になるかは遺伝次第)
・旅人
基本的にこの世界には人種差別や種族差別は無いけど、こいつらだけはちょっと違う。
別に差別とまではいかないけど、「変な奴」扱いはされてる。
この世界はとある事情(国家間のいがみ合いでは無い)によって、国外が非常に危険な状態。
そんな中で、理由ありきとはいえ国の外に出て危険とともに過ぎしている人間を見たらどう思う?普通に怖いと思わない?
ただ、少なくとも滅茶苦茶に強いことだけは確約されてるから、報酬さえ払えばどんな傭兵より信頼できる存在ではある。
イメージとしては、ネットにいる素性わかんないけど無駄に博識で能力あるやつみたいな感じで見たらわかりやすいかも。