このたび、自主企画「90年代ライトノベル黄金期の血脈受け継ぐファンタジー求む!」(主催:駄文亭文楽様)に参加いたしました。
企画名を見た瞬間、呼ばれた気がしました。
90年代ファンタジーの醍醐味は、世界が“設定”ではなく歴史や宗教として組み上がっているところ。
ロマンスの美学は、世界のために個を殺す葛藤や、触れられない距離の熱にあると思っています。簡単にくっつかないからこそ燃える、宿命の恋。
『香誓の王国譚』にも、その血脈が詰まっています。
苦悩する高潔な王子:金髪、美形、強い。けれど政治と運命に縛られている。
運命に翻弄されるヒロイン:儚げだが芯が強い。特別な力(香)を持つがゆえに追われる。
斜に構えた実力者の魔術師:皮肉を言いながら、主人公たちを影で支える最強のジョーカー。
忠誠の騎士:「俺が守る」と熱くなる、主人公の親友枠。
そして香という力は、王権・神殿・香塔の三すくみの政治構造や、香蜜による国体維持の仕組みに直結しています。
盤面が静かに動き出す重みを、丁寧に積み上げていきます。