皆さん初めまして!TAORUと申します。この度、拙作『我が槍、まだ名を持たず』についての世界観と設定についてこの場を利用して紹介させていただきます。
◆作品紹介
誉れも知らず、剣も持たず。それでも、槍を掲げて戦場を駆けた。
帝国の片隅、誰にも名を知られぬ農村で生まれた大男オズベル。
徴兵の波に呑まれ、槍を手にしたその日から、戦場が彼の「学び舎」となった。
武名も、血統も、剣の技も持たぬ男が、ただ戦を生き延びる中で名を成していく。
これは、一介の兵士が“まだ名を持たぬ槍”を掲げ、やがて歴史に刻まれるまでの物語。
◎時代背景と世界観
物語の舞台は、封建的な体制が支配する大陸世界。
神聖ローデリヒ帝国と呼ばれる大国が中央を制し、諸侯・王国・外縁国家が継ぎ接ぎのように存在する乱世。
戦争が絶えず、平民にとって戦場とは「生を失う場所」であり、
貴族にとっては「栄光を重ねる舞台」である。
騎士制度、奴隷制、魔法兵制度が並存し、それぞれが身分と武力を象徴する。
魔法はごく限られた才能ある者にしか扱えず、戦術魔導士(=魔法兵)は各国の貴族階級が管理・独占。
しかし、戦乱の深まりとともに、戦場には“名もなき力”が浮かび上がるようになっていく。
〇主人公オズベルの状況と出自
出自:帝国北辺の寒村に生まれた農夫の息子
年齢:15歳前後
特徴:人より頭ひとつ分以上(190㎝以上を想定)大きな体格、寡黙、実直
教育:文字は読めず、戦術や武具の扱いは未経験
武器:亡き父の形見である槍
徴兵令により戦場へ駆り出されるが、
戦術も技術も持たぬ中、恵まれた体格をいかして活躍する。
次第に、同じ村出身の若者や部隊仲間から徐々に頼られ始め、
やがて戦列の先端=副列長へと抜擢される。
「名もなき兵」にも託される槍の重み。
彼はまだ、戦場で「指揮すること」がどういうことかさえ知らない。
これから、彼は「名を持つ者」になれるのか。
〇国際情勢と各勢力
本作の戦記は、小国の争いから大戦争、そして帝国の中枢政治と国際対立までを視野に入れて展開予定です。
〇神聖ローデリヒ帝国
主人公が属する超大国。中央集権が進みつつも、諸侯の影響力が根強い。
徴兵制度と貴族軍、魔法兵、奴隷制が複雑に交錯する国家。
〇天珖帝国(てんこうていこく)
東方に広がる巨大な帝国国家。
中華的な皇帝制度と神官階級による統治。
魔法体系や宗教体系がローデリヒと大きく異なる。
物語後半で帝国と激突する同規模の帝国として構想中。
〇周辺諸国
他にも王国や連邦国家、騎馬系ハン国などが登場予定。
文化・宗教・経済の違いを物語に取り入れようと構想中。
〇想定している階級・役職一覧
階級・役職 概要
兵卒
一番下の歩兵。農民出身などが徴兵され、粗末な装備で最前線に送られる
存在。オズベルの出発点。
伍長
数人規模の部隊を束ねる下士官。命令伝達と現場統率の中核。
副列長
戦列の一部を預かる補佐役。オズベルが最初に任命された初の指揮職。
列長
戦列の一列(40〜60人前後)を率いる指揮官。小さな隊のリーダー格。
小隊長
小隊全体(約100人)を率いる。指揮官としての責任も重く、士官候補クラス。
中隊長
100~150名を束ねる役職。貴族出身者が多いが、実績を積んだ
下層出身者も昇進可能。
大隊長/三百人長
複数の中隊を指揮する役職。戦場では独立的に作戦行動を任されることも。
千人長
中規模軍勢を束ねる将。いわゆる「軍団長」への登竜門。
ここまで上がるには領地や軍功が必要。
将軍格(戦将・副将など)
貴族階級に属する本格的な軍事貴族。戦略レベルの作戦に関与。
軍司令官(総将・元帥など)
帝国軍の作戦全体を統括する存在。貴族の中でも上級家門が就任。
〇貴族階級(神聖ローデリヒ帝国)
上級貴族 公爵 帝国でも数えるほど。地方軍を私有。
侯爵 国境地帯の軍事責任者。
中級貴族 伯爵 大規模領地を統治。
子爵 辺境地や戦功により任じられる。
下級貴族 男爵 村落単位を治める在地領主。
騎士爵 名誉称号・特権階級。領地を持たぬ者も含む。
以上が現段階の世界観と設定紹介でした。ファンタジーのいいところは、文明レベルと技術が合致していなくても許されることだと思っていますが、この物語に限っては中世ヨーロッパに魔法が融合した世界と想定したときに、矛盾点が存在しない程度にはしっかり設定したいなと思っています(笑)もし気になる点がありましたらご教授いただけますと幸いです。これからよろしくお願いいたします。