一九三七(昭和12)年、東京生まれ。三姉妹の三女。射手座、土星人。 父は日本橋で呉服問屋を営む傍ら、九星気学(占術の一種)の免許を取得して活用していた。姉と共に幼少より占いに親しむ。 目黒で戦災に遭い、両親の故郷である滋賀に移住。近江兄弟社(現ヴォーリズ学園)中学二年の夏に帰京。田園調布中学校に転入。都立小山台高校卒業。文化服装学院で洋裁を学び、町田市で家業の洋装店に従事する。のちに既製服時代となり、室内装飾店となる。東京五輪のあと結婚。夫は洋品卸をしていたが間もなく倒産し、室内装飾業に変わる。古い因習が残る八王子に住み、姑や小姑の間で苦労した。昭和45~平成2年のバブル期は繁昌して豊かに暮らせた。バブル崩壊後は量販店に押され経営悪化。 昭和50年頃より、気学、四柱推命、タロットなどの占術を学ぶ。姉(夏瑞紀)が昭和59年に新宿駅ビルのミロードに「占いサロン風雷益」をオープンする。それまでの暗いイメージの占いを華やかな雰囲気に変えた。姉の師である横井伯典氏の許で易占を数年間学び、的中率の高さや奥深さに惹かれた。昭和の終り頃より数年間、週二日鑑定に出る。一日二十人前後の客があり、多忙でも充実感を得た。 そのあとは姑の介護や、夫の破産、肺癌闘病死などがあり持ち家を処分し、相続放棄する。 平成12年暮れに姉が引退してオーナーを譲られ、63歳から70歳まで務めたが、ネット社会になり次女が引き継ぎ、その補助にあたる。 趣味は読書、観劇、絵画など。古稀記念にエッセーと短歌「紫陽花」百三十冊作成して同期会や知人に配り好評。写仏画は平成25年にNHK学園賞を受賞。エッセーも一年学ぶ。平和祈願の御朱印(帖)は七冊目となる。 小説「虹の王宮」をカクヨムに掲載。 易占は哲学であり処世術であると思う。 信条は「人生なんとかなる あきらめるな」 好きな言葉は「雲の向こうにはいつも太陽が輝いている」