構想として、ひょっとしたら変わるかもしれない、登場人物たちの未来
主人公の修兵は、幼なじみの円花ではなくて、その後、大学で会った東京出身の元男子の女性と、母親の反対を押し切って結婚する。
母親から愛してもらえなかったトラウマが残ったため、子供を作らない未来を選ぶ。
円花は結局、美鶴の兄隼斗と付き合ってゴールインする。
美鶴も大学で出会った、隼斗の親友と交際後に結婚、四人は子供らと一緒に楽しく生活している。
修兵らと、頻度は少ないが、今も交流はある。
修兵の母親は、息子の結婚相手が『元男子』だと知らないので、孫を催促するが、修兵から『妹の子と比較して孫差別するだろう』と指摘されるたびに親子喧嘩が絶えない。
その娘は、最初の妊娠中に亡くなり、ショックから認知症を発症、徘徊中は『神隠しで消えた修兵』を探し回っている。
しかし、修兵は母親を早々に施設に入れて、自身は父親と父方親族の子供の面倒を、最愛の人と協力して見る、平凡な日々を過ごしている。