今日は小話の前に、めちゃくちゃビックリしたことを書きます。
なんと、新型GSX-R1000Rが発表されました!
リチウムイオンバッテリーに変更されているし、マフラーも新形状になっている。それなのに価格が2,376,000円って、めちゃくちゃ安いです!
他社のリッターSS(スーパースポーツ)を見てみると、
ホンダ:CBR1000RR-R SP 2,849,000円
カワサキ:Ninja H2 SX SE 3,135,000円
ヤマハ:YZF-R1M ABS 3,344,000円
……という感じなので、いくらなんでも最近のバイクは高騰しすぎています。
そんな中でこの価格設定はさすがスズキ、ちょっと見直しました。
というわけで、今日はバイク繋がりの小話。
私が昔、福岡で仕事をしていた頃に強行した「地獄ツーリング」の思い出です。
ルールはシンプル。夜10時に出発し、休みほぼなし、徹夜で走り続けて翌日の夜10時に福岡に戻ってくるという「24時間耐久・九州1周ツーリング」です。
しかも、車両は当時の“通勤快速”こと「アドレスV100」。原付二種の最小コンパクトスクーターです。
まずは太宰府天満宮でお参り。……が、夜の10時過ぎの参道はめちゃくちゃ怖かったです。観光地とはいえ、深夜の神社はさすがに不気味すぎて、参道の入り口で手を合わせて早々に次へ向かいました。
なぜ夜10時スタートなのかというと、当時は24時間営業のセルフスタンドなんてめったになく、夜間は給油できないリスクがあったからです。
熊本から鹿児島に抜けるあたりでちょうど朝を迎える計算。鹿児島・宮崎は当時本当にガソリンスタンド事情が悪かったので、絶対に日中に走り抜ける必要がありました。
鹿児島を走っていると、本当に火山灰がリアルタイムで降っていて感動したのを覚えています。
午後には宮崎に突入。やたらと「タイガー大学」というパチンコ屋の看板を見かけるなと思ったら、宮崎は全国的にもパチンコ屋が非常に多い県らしく、とにかくパチンコ屋だらけと言う印象でした。
さてここからが本当の地獄でした。シーガイアを抜けたあたりから日が落ち始めます。
暗くなるのは構わないのですが、大分の南部は山だらけ。スタンドが少ない上に、夜の7時を過ぎると一斉に閉まり始めるのです。
当時のアドレスV100は、2サイクルエンジンでとにかく燃費が悪い。
しかもV100というバイクは、「50ccの車体に無理やり100ccのエンジンを積んだ」という、スズキらしいスクーター。私の乗っていた後期型のT型はまだマシな方でしたが、それでもガソリンタンクの容量はわずか6リットルです。
暗い山道の中、燃料計の針があからさまに、目に見えるスピードで減っていく──。
「これ、スタンドが見つからなかったら街灯のない山の中でバイクを手押しすることになるぞ…」
本気で命の危険を感じました。しかしその時、山の中に、奇跡的に1軒だけ明かりのついたガソリンスタンドを発見!
そこで九死に一生を得て給油を済ませると、その先はもう大都会・大分市。
そこから北九州を抜けて福岡までは、もう走り慣れた地なので完全にウイニングラン状態でした。
いやあ、本当に楽しかったなぁ。
もう今は責任もあるし、会社もあるから、あんな無茶は絶対にできませんけどね。まあ若いころの無茶な思い出ですね。