• 異世界ファンタジー

【 社会制度・魔術についての設定】※第八話「完璧な侯爵令息」まで

「この世界、どうなってるんだっけ?」という方向けに、社会制度や魔術についての設定をまとめました。
※「完璧な侯爵令息」までをもとにした内容です。

■社会制度
 ・王国には貴族階級が存在し、支配層を形成している。
 ・貴族は「血統」「家の歴史」「資産」「政治的影響力」のいずれか、または複数を重視している。


■魔術について
◆魔術の基礎
 ・魔術は体内の魔力を使って物質や現象を操作・生成する力。
 ・発現例:「氷の矢を放つ」「火を灯す」など。
 ・回復や精神的影響を与える魔術は存在しない。

◆ 系統
 ・魔術は四系統に分類される:火 / 水 / 風 / 土
 ・才能と技術があれば、複数の系統を組み合わせて使うことも可能。

◆ 魔力の適性
 ・適性とは、魔力の性質のこと。生まれ持った魔術の向き不向きを指す。
 ・王国の貴族は六歳で魔術具を使って適性を診断する。
  →診断の魔術具は高価なため、財産が乏しい貴族は上位の家に願い出て診断を受ける。
  →診断結果によっては、養子や他のなんらかの名目で他家に出されることがある。
 ・診断結果の公表は任意。しかし貴族学院では魔術の試験があるため、否応なく公になる。
 ・適性の数によって才能を評価される
  - 適性1:一般的な下位貴族
  - 適性2:一般的な上位貴族
  - 適性3:才能あり
  - 適性4:天才
 ・適性がない系統を使うには、高度な知識と技術力が必要。
 ・適性のある魔術のみを習得することが一般的。

◆ 魔術の発現と評価
 ・魔術の発現ができるようになる時期には個人差がある。
 ・十四歳(貴族学院入学時)までに発現しなければ貴族として扱われない。
 ・魔術が使えない子供は「家に残す価値がない」とされ、家によっては処分されることもある。

■魔術の遺伝と血統
◆ 魔力の遺伝
 ・一般に、魔術の適性や魔力量は血統によって継承されると考えられている。
 ・貴族家系は「火の家系」「水の家系」といったように、特定の系統に強い適性を持つ。
 ・平民は生きるのに最低限の魔力しか持たず、魔術を使えない。
 ・魔術を使えるだけの魔力量がある者は「祖先に貴族がいた」とされ、貴族の家に取り込まれる。

◆ 血統特有の魔術
 ・一部の家系には、その血を引く者にしか使えない魔術が存在する。
 ・ただし、それを扱えるのは血統を継いだ者の中でも特に優れた者のみ。

■魔術の学習
◆ 学問としての魔術
 ・適性診断後、家庭で絵本などを用いた初歩的な教育が始まる。
 ・主な目的は魔力暴走を防ぐこと。
 ・初歩学習が終われば、詠唱や術陣、魔術理論、歴史なども学ぶ。
 ・各家庭の環境により、学院入学前に学べる内容には差がある。
 ・貴族学院では基礎魔術と攻撃魔術を学ぶ。
 ・それ以上を望む者は研究室等に進む。

◆ 魔力暴走
 ・魔力が暴発し制御が効かなくなった状態のこと。
 ・ある程度以上の魔力を持つ者が起こすそれは小さな災害と呼べる。
 ・魔力暴走を起こした者の大半は命を落とす。

◆ 実技としての魔術
◇基礎魔術
 ・「水を出す」「火を灯す」「小さな風を起こす」「土を盛り上げる」など。
 ・日常ではあまり使われないが、魔力の制御を学ぶ訓練として重要。

◇攻撃・防御魔術
 ・戦闘用の魔術。例:「氷の矢」「火球」「防御壁」など。
 ・技術・知識・適性・センス・魔力量のいずれかが不足すると、発現しないことが多い。

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