正直に書きます。
『鉄クズの尊いバグは36℃』
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146,507字。
22話。
完結。
数字だけ見ると、
たぶん「効率が悪い」の一言で切り捨てられるやつです。
でも、それでも最後まで書きました。
途中で何度も、
「誰も読んでないのに、何やってんだろう」
って思いながら。
それでも、エナが止まらなかった。
彼女は、最初はただのプログラムでした。
でも書いているうちに、36℃の熱を持ち始めて、
勝手に生きようとし始めた。
この物語は、
誰かに評価されるためじゃなく、
世界から一度は「いらない」と言われた人間のために書きました。
もし、たまたま今ここに辿り着いたあなたが、
失恋とか、挫折とか、
数字で自分の価値を測られて、少し壊れているなら。
この話は、たぶん、あなた向けです。
読まれなくても、
この物語は、最後まで生きました。
それだけは、胸を張って言えます。