おさらい程度に「一章 重なる縁」の各話あらすじをまとめたので、載せておきます。
一話:おせっかい
茶屋で通行手形を無くし焦る巫女の月白は、不思議な力に助けられ事なきを得る。そこで声をかけてきた飄々とした僧侶と、雨により宿で相部屋になることに。土砂降りが続くなか、月白はこれが土地の神様の「引き留め」だと気づき、静かに祈りを捧げる。
二話:前を歩くひと
宿場町を出た道すがら再会した二人は、橋の通行止めを避けるため、地図にない古い山道を迂回することになる。不気味な薄暗がりのなか、月白は僧侶の背中を見失うまいと必死についていくが、そこで彼が持つ「死者の魂を視る力」を目の当たりにする。
三話:浸らない
丸一日滞在することにした大きな町で、またしても僧侶と遭遇し、成り行きで甘味処へ。おでん屋の屋台にも立ち寄り、山育ちの月白は初めての体験に戸惑いつつも、ようやくお互いの名前を交わす。僧侶改め、庄八の言葉に胸を熱くしながらも、翌朝、月白は一人静かに出発する。
四話:月見里(やまなし)
中秋の名月「観月祭」の手伝いのため滞在した神社で、月白は同世代の凛とした巫女・卯月と出会う。共に森の末社へ向かい、妖魔の襲撃や結界の修繕を通して心を通わせる二人。祭りの夜、丘の上で太陽のように輝く満月を見上げながら、二人は春の再会を約束する。
閑話休題
道中で出会った誇り高い姉弟に団子を譲った月白は、六地蔵の陰で寝不足で行き倒れていた(?)庄八と三度目の合流を果たす。死者の魂を送り届ける庄八と一時的に別れ、一足先に宿へ着いた月白は、都への長い旅路の不安と、故郷への複雑な想いに一人揺れるのだった。
※4話は飛ばして読んでも構いません