この作品は日本人大学生(美大の建築学科のつもり)の旅人とトルコのサフランボルに住む少女の物語です。
サフランボルの気候、建物、トルコ語、学校制度も調べて、なるべくリアルに近づけました。
オヤもトルコの一般的な手仕事の一つで、母親や祖母から教わったり、近所の人達と葡萄の木の下に集まっておしゃべりしながら編んだりするそうです。普段使いのスカーフの縁取りだけでなく、花嫁の髪飾りに持ちいられることもあるとか。
もっとエミルが登場して三角関係になる予定だったのですが、字数制限をしていたのでShort版では二人の関係に焦点を絞って書きました。Long版ではおばあちゃんとの思い出とかエミルとの関係とかも書きたいな〜と思っています。
また、手芸も好きなので手芸をテーマにしてアイルランドとかヴェネチアとか別の国の話も連作で書きたいなと思ったりしています…