いつもお読み下さいましてありがとうございます。新堂玄です。
今日は、新堂の作品のお楽しみ方について少し、作者の思いを開陳してみますので聞いて頂けるとうれしいです。
私の作品の特徴はいくつかあるのですが、今日は二度読み三度読みの勧めということでお話しさせて頂きます。
龍と刀の俊太郎は純朴な田舎少年なので、割と素直に、へえ、そうなんですかといっていますが天然でして、特に王宮編に入ると、色んな偉い人が高度な政治戦を仕掛けてくることがあります。
それでも天然で乗り切る訳ですが、後で、偉い人の真意などが分かったりすると、数章前にぼそっと言った言葉の意味が深まったり反転したり、別の寓意が分かったりします。
字面だけ読んで、ふーんそうなんだ、という風な読み方でも十分お楽しみ頂けるのですが、ある程度話数が進んでから戻ると、後々のこれ、こんなに始めの方から実は「ちゃんと書いてある」ように作っています。
読者様に対して極めてフェアな態度で書かせて頂いています。
後から実は、というのは基本的にない感じです。
後から実は分かっても、内情や真相が分かってからそのやり取りを読むと、真相が分かっている人にはそういう諷意があった、ということなどが読み取れてこれが2層目、3層目という風に深まるように組んでいます。
ですので、次が待ち切れない、と言って下さる読者様、ぜひ、もう一度最初から呼んでみて下さいませんか。そうすると、実は最初からそうなっていた的な面がいくつか浮かび上がってきます。
私はその辺の設定の遵守は割と厳格に取り組ませて頂いているつもりです。
というわけで、二度読み三度読みして味わえる新堂作品の楽しみ方でした。
今後も応援して頂きますようよろしくお願いいたします。
新堂 玄