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3月に書いたもの振り返り

★KAC2023
①伯爵家の大書庫(お題:本屋)
昔書いていた長編から設定を持ってきました。書痴のルフェルディ伯爵家は「本屋」というコードネームでスパイの真似事をやっている……という裏設定があるのですが、今回は全然お出しできなかった。
書きたかったものとしては未亡人・政略結婚と思われている夫婦・出世したかつての恋人。そんなつもりはなかったけど、書き上げてみたらかなり甘めの仕上がり(当社比)になっていて驚きました。

②ぬいぐるみの怖い話(お題:ぬいぐるみ)
最初は実話ホラーを書こうと思ったはずなのに、気付いたらこうなっていました。でも大体実話です。

③真実は、絡まった糸のように(お題:ぐちゃぐちゃ)
お題を見たときに「これじゃぐちゃぐちゃじゃないのよ!」というセリフが思い浮かんだので、そこから逆算して考えた話。犬神家みたいの地方の因習にみち満ちた旧家をいつか買いたいと思っていので、ここぞとばかりにチャレンジ。
書いていて一番楽しかったのは、各人の名前を考えていた時。嫡出ならば四季の字が、非嫡出ならば季節を想起させる文字が名前に入るという規則になっています。

④舞姫はうつしい脚で(お題:深夜の散歩で起きた出来事)
前から考えていて、いつか書きたいな〜と思っていた話。身体を壊した舞姫が痛み止めの中毒になって狂っていくという内容。
もともとは、カトリェンカの相方の舞姫視点の百合になるはずだったのが、時間がなくて断念。そちらもいつかちゃんと書いて本にしたい。

⑤マッチョ売りの少女(お題:筋肉)
ギャグ。第一稿は原作通り(?)のバッドエンドだったけれど、普段書かない傾向にチャレンジしようと思いギャグに転調。
結構はっちゃけたので、書いていて楽しかったです。

⑥7にまつわる7つの小話(お題:アンラッキー7)
人生初の村焼きにして、人生初のボーイ・ミーツ・ガール。
アンラッキー7ってなんだよ、と悩んだ結果、7にまつわる不吉な話にしよう、おまけにそれを7つ繋げて、初見では普通の話だと思わせよう、というたくらみ。因習村も書いてみたいと思っていたので、こうして機会に巡り会えてうれしいです。

⑦初恋は地獄へ置き去りにして
書きたかったもの:初恋の相手が不幸になってゆくのを見ていることしかできない男
こういう可哀想な男の子が大好物です。そして叶わない初恋も大好き。
年内に仕上げ直して本として出す予定。


★婚約者に憎まれている公爵令嬢は、何としてでも婚約破棄してもらうつもりです
出会う前から憎み合っている二人の話。ヒーローが前代未聞レベルのまっとうな男なので、書いたことないから今からヒヤヒヤしています。いつも愛の重い男しか書かないからね。
分かる人には分かるだろうレベルの元ネタがあります。

★アドリアン・アーガイルの初恋
叶わない初恋もの。手の届かない相手にしか恋できない男(の予定)。
「初恋は地獄へ〜」とリンクしている話です。同じ相手に恋しちゃってまあ大変。 
このシリーズはまだまだ書きたい話が山ほどあったりします。

★どうして天使は堕落するのか
一行小説。もともと短詩に憧れていたのと、某界隈で有名な絶版一行小説集がめちゃめちゃおもしろかったので、いつか書きたいと思っていました。
これはのんびり続ける予定。

★賢女イリスの覚え書
賢い女コンテスト用に書き始めました。信用ならない女が大好きです。
王道とは言い難い転生聖女です。炎の聖女とか蜜の聖女とか、二つ名を考えるのが楽しいです。

★神々の愛着
これは前にpixivに書いた話。カクヨムの性癖短篇コレクションに格納したかったので持ってきました。
愛されることが幸福であるとは限らない、が私の小説のテーマのひとつなので、まあそういう話です。

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