古き良きRPGであるとか、
古典と呼ばれるダンジョンズ&ドラゴンズなどにおいて、
「牢獄スタート」というのが定番であるというのを小耳に挟みまして。
ちょっと試してみようと書き始めたのが『奴隷剣豪』でございます。
いわゆる牢獄とか奴隷ってのは『どん底からのスタート』の記号ですよね。
そういう意味において『奴隷剣豪』はちょっとライトにしすぎたかも。
どん底感をアピールするには、
虐げられている描写がもっともっと必要かなと。
そうじゃないと、自由になった時、成り上がった時のカタルシスが弱くなってしまう。
ただしトレードオフなんですが、
しんどい展開にすると序盤で読者が離れてしまうリスクが高まります。
シリアスを売りにしてるなら別ですが、
コメディライクにしちゃったんで余計に難しくて。
なにより元社畜を異世界でも虐げるなんて、
そんな鬼畜な所業は私にはできませんでしたw
以上、小話でした。