かつて大戦の爪痕によって文明を剥ぎ取られた無法地帯、通称「アマハラ」。
気弱な少年・ソラは、さらわれた大切な少女・シオンを取り戻すため、超大型移動整備トレーラーを駆る凄腕の女性メカニック・セイカと共に、中枢都市への殴り込みを決意する。
しかし、待ち受けていたのは「熱対流の地獄」と呼ばれる荒狂う空と、セイカによる容赦なき地獄のしごきだった。
「メカの構造を頭じゃなく『筋肉と骨』で理解しな!」
灼熱の太陽下、手の皮が剥け、血を滲ませながら愛機『ウインド・シーカー』を自らの手で徹底改修していくソラ。泥まみれの特訓の果てに、少年の瞳には飢えた獣のような覚悟が宿り始める――。
砂塵が舞い、オイルが焦げる!
工具を握り続けたその手でレバーを引き絞り、少年はアマハラの空へと飛び立つ!
第7章 全5話・完結