「騎士団長お気に入りの魔法薬店」の第一話と第二話で、忌憚のないご意見をいただきました。
これを踏まえて、ちょっと自分の認識がズレているのかも……と不安になり、今後この二話について変更するかもしれません。
いただいた感想
1. テンプレ通りの展開
スパダリ(レオン)に守られる主人公(ジャンヌ)
ジャンヌに主体性がない
2. タイトルにある魔法薬の出番がない
3. レオンが「知能指数下げすぎ」「馬鹿に見える」「やばすぎ」。
デボラは「ただの恋する娘」で「悪役が悪役してない」。
おそらく私が誘導できなかった点
どうしてジャンヌはレオンをそんなに拒絶するのか?
ジャンヌは過去に何かあったのでは?
――という風に思ってもらえなかったところ。
で、ご感想の1&2はその後の話でわりとすぐ解消されると思うので、良いのですが……。
問題は3!
レオンへのヘイト!これ、私全然考えていませんでした。
いや、レオンはちょっとヤンデレ入っているように描いているので、やばいのは間違っていないのですが……。
でも、まさかこんなに反感を買うとは!すまん、レオン!!
個人的には下記のイメージで書いてました。
レオン
・前提:デボラはあくまで母の友人の娘で、仲良く会話するような仲ではない。
・レオンがやったこと
1. デボラが度の外れたこと(強姦)をするとは思っておらず、対応を放置して、ジャンヌに相変わらず付きまとった。
2. デボラが彼女の配下にジャンヌを強姦させようとしたことを知って、ブチ切れた。
3. 配下をボコボコにし、「ジャンヌに手を出すな」とデボラを脅し、恐怖を感じさせた。
ちなみに、デボラを脅したのは、レオンが単に怒りをぶつけたのではなく、以後デボラがジャンヌに二度と手を出さないようにするため――という意図で書いていました。
デボラ
・レオンに恋をしていて、ジャンヌに嫉妬する。
・お金でジャンヌを遠ざけようとする。
・レオンがジャンヌに付きまとっているのを、ジャンヌがレオンに付きまとっていると勘違い。
・配下にジャンヌを強姦させようとする。
(ぶっちゃけジャンヌだから配下を撃退できたが、普通の女の子なら未遂で終わらなかった)
正直なところ、今でも恋敵を配下に命じて強姦させようとしたデボラが一番の悪だと思うのですが……読者はデボラのほうに感情移入しちゃうのかな?
レオンがデボラの件を放置していたことは彼の失態なのですが、「まさか、そこまでするとは思わなかった」の範囲内だと個人的に考えていました。
私の常識や倫理観にズレがあるのかも……。
レオンにヘイトを向けるつもりは全くなかったので、かなり悩んでいます。
自分では、レオンは超高スペックだけれど、ジャンヌがからむと残念で愛嬌があり、それでも要所要所はおさえる――というイメージで描いていたため、彼にヘイトが向くのは本意ではありません。
ということで、お話変えるかもしれません。
もし、第一話二話を変えたとしても、その後のお話はちゃんとつながるように努力します。
色々と、自分の力不足を実感しました。