※第十章までのネタバレを含みます。
【概要】
(種族)スシ・ゴッド
(年齢)18
(能力)神秘の力を纏ったマグロ
『シャド』と瓜二つな、三つ子の弟で。違うのは性格の明るさと、血を引いている魚がイカではなくマグロだという点。『ジェム』の親友にして、ラッシャイタウンの市長を務める好青年。「神秘のスシ」を食べたことで、神に近しい力を得ている。そのため、常に光のオーラが体から溢れ出ているが、人前に出る際には、隠そうと試みている。
【性格】
明るく豪快で、親しみやすい性格。前作でもジェムたちを引っ張っていたように、リーダーシップが強い。だが、立場による責任感ゆえに、自分の身を蔑ろにしがちなところが玉に瑕。
【過去】
マグロの血を引いた「伝説の一族」として生まれたことで、代々受け継がれている『ドド』の名を継承。これから輝かしい未来が訪れるはずだったが、生まれて間もなく“大災害”に巻き込まれ、ブラックホールの中で十四年を過ごす。そうして青春時代を全て勉学に捧げたため、周りよりも常識を知らない部分がある。
そこからムッシー村に単身で落下して(説明は割愛)、『ジェム』と『ダクト』と出会い……様々な冒険の末、彼は「神秘のスシ」を制作することに成功。そして、ブラックホールを滅ぼし……世界を救った「現代の英雄」として語り継がれることとなった。
そして、その一年後には『ジェム』と共に地球へと旅立ち……夢である「理想の国作り」に向けて見聞を深めた。帰還したのちは、ラッシャイタウンの復旧に力を注ぎ、世界を救ったという人望もあってか、若くして市長に選ばれることになった。この調子で……いずれは市長だけにとどまらず……大陸中を統べる王となる日が来るのかもしれない。
【他者への評価】
ジェム→俺の最高の親友であり、一緒に夢を追いかけてくれる大切な存在。昔は何度もぶつかったけど、それでもここまで来られた。本当に出会えてよかった。
シャド→三つ子の兄貴。かつては『ダクト』に闇へ堕とされ、敵同士になっちまったけど、今は無事に仲直りできた。本人は色々気にしているようだが……俺にとっては、いつまでも大切な兄弟だ。
ギザン→豪快な力で、監獄に囚われていた俺を助けてくれた男。地上班のやつらに聞いたところによると、トライアングル一族らしい。嘘だろ……? 本当に、あの馬鹿(ピザード)と同じ血が流れてるのかよ……。
ホゲ→探検隊の水中班長で、元海賊船長。昔、俺の冒険譚を聞くために訪ねてきた。神秘のスシについては、機密事項……だけど奴らの人柄と悲惨な故郷の話を確認したから、条件付きで話してやったんだっけ。それでジェムのそばへ奴らを入れたのは……我ながらいい判断だったと思う。
I →透明化能力を持つ、厄介な敵幹部。俺が解放されたことが、心底気に食わないらしい。だからってあんなに叫ばなくてもいいだろ……とは思う。
ネネリア→民をゾンビに変え、操る力を持つ女。人を駒のように扱うそのやり方は……絶対に見過ごせない。『神鮮浄火(テッカーム)』が間に合って良かった。
【裏話】
前作読んでない方々が大半なこの作品で、カビ助と関わりのないこいつを本編に出すかどうかは、正直悩みました。だって……事前にシャドやジェムが話に出していたとはいえ、いきなりこんなチートキャラが最終決戦に合流してくるんですよ!? そんなもん、読者様からしたら気持ち悪いでしょうよ。
ですが、キャラ設定的に出さざるを得なかった。強いクローン兵を欲している敵組織が、こんな存在を見逃すはずがないですからね。それに、もし捕まっていなかったとしてもジェムの親友として戦いに参戦してくるでしょうし……もしジェムが参戦を遠慮したとしても、世界の危機と知れば無理矢理にでもくるでしょうしね。
……つまりこいつは、作者の手にも負えない化け物なのです。しかし、身内ネタみたいな存在(?)を物語に入れてしまったのは懺悔します。これから魅力のあるような描き方をしていく所存なので、見守ってくださると嬉しいです。