三浦春馬くんのファンではないんだけど
今朝は彼の夢を見た。
どうやら私は関係者の一人で
彼の遺品の一部を受け取ることになった。
彼はもういないけれど
それらから垣間見える彼の人柄。
書籍の一冊を手に取って見つめると
律儀そうに一枚一枚ベージをめくるその姿が
ふと目の前に浮かんだ。
一人の人間が
ある日この世から消えてしまうということは
何度経験しても慣れないものだ。
歴史について書かれたその本は
きっと生真面目な彼の役作りの参考書だろう。
うず高く積み上げられた
分厚い書籍類をちらりと見やり
わたしは小さく息を吐いた。