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珈琲の価格。

個人的メモ

 「おいしいコーヒーの真実」2008年

 ドキュメンタリー映画をみている。

 世界で第2位の取引規模を誇るコーヒー豆の市場。
農家と末端価格の搾取的乖離(6度の仲介が存在するようだ)

 一日に消費されるコーヒーは20億杯以上。
小売価格は90年の300億ドルから800億ドルへと成長している。

 多国籍企業4社が世界のコーヒー市場を支配。
ニューヨークとロンドンの市場がコーヒーの国際価格を決める。多くの企業は先物取引を利用し、市場における価格変動リスクを回避する。
 価格を先に決め、その後かかる原料代を販売価格より低く収めるためだ。利益のため。

 まだ、途中までしか見てないけど昔見たときより断然、内容が理解ができる気がする。先物取引の意味もコモディティもやっと理解できた気かな。

 と、同時に資本主義、マーケットと言うのは残酷なシステムだなとも思う。

 私も過去は搾取されている側でもあるが。
 いや今も気づかないうちに搾取に甘んじているかもしれない。消費者がいいものを安く手に入れられるようになったのも、この市場原理が働いているからだ。

 私達はこのシステムに搾取されながらも、その恩恵を受けている側面もある。

 まだまだドキュメンタリーは途中だけど凄くメモしたくなった。

3件のコメント

  • 10年以上前の本ですが、「暴走する資本主義」という本が、消費者や投資家として賢く行動すればするほど労働者は貧しくなる、ということを論理的に解説していて面白かったです。
  • 興味があるので探してみますね!
    さあ、生産者や労働者も幸せになる道筋はあるんでしょうか。私は幸運にも両方の立場を経験し、高慢かもしれませんがどちらの気持ちも分かります…。

    貧困にあえぐ農家がいたたまれませんでした。

    「ありあまるごちそう」もヨーロッパ圏の似たようなテーマを扱っています。工業化された農業と資本主義と貧困する農家、そして安さを求める消費者。
    本来の農法が廃れ、本当に美味しかった農産物が市場原理に淘汰される。

    どちらも必ず世界を牛耳るモンサントが関わってきます。
    世界に対してはあまりに小さな、いち消費者、株主として、どのようにこの問題に向き合うのが人としても正しいのだろうかと少し陰鬱な気持ちになってしまいました。
  • 今でこそ市場の取引をしている身としても(かなり少額ですが)心中複雑です。。
    お金の知識がしっかり教育として組み込まれない理由はその一部に利益が集まるようにするためなのでしょうか。

    先人たちが苦労して考えて築いてきたであろう、世の中をより良くするために生まれたシステムやツールが、いつのまにか人々を苦しめていく図は、宗教やお金や他にもたくさんありますね。
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