今、連載している作品は、短編の多い僕にしては珍しい中編です。
コロナ禍が始まったころにプロットを組んで、まもなく書き始めました。
休みが取れない飲食の仕事をしていたときでしたが、時短営業の助けがあって、1年ほどかけて書き上げたと記憶しています。
で、何を弁解したいのかというと、視点の多さです。
祈里視点で始まる物語ですが、そのあと悠真がメインとなります。
まあ、ここまでは良いのですが、園城寺、紗良、深井、安村、大川の視点が混じっています。
それで小説の作法で、章ごとに区切る必要があるので、今加筆修正しながら公開しているのですが、そこに留意して、ページを入れ替えたりする編集作業もしています。
書いていたときは映画を観てもらってるイメージが強かったんですね。
それで場面々々で視点が切り替わる書き方になってしまいましたが、あとになって小説の作法本を読むと、その描き方は漫画や映画の特権であって小説には良くないやり方とのことでした。
もうこのストーリー展開だと、それらの視点が外せないので直しは入れられないのですが、読んでいる皆さんには負担がかかっている状況となっています。
気にならなかったと言ってくれた人もいたのですが、ストレスに感じる人もいそうなので、こちらで事情説明だけはしておこうと思います。
この作品の反省を踏まえて、時系列的に次作品となったものがあって、そちらは視点を二人に絞りました。
ダークヒーローの長編で、ハローアゲインほどポップではないのですが、この連載が終わればおもむろに始めるイメージが今はあります。
こちらは先に連載したForget〜の前に書いた作品です。
とにかくシリアス、ダークで暴力表現とか書いてて息が詰まって頭が変になりそうだったので、一気にラブコメディに振りました。
そちらは、まだあまり読まれていないのですが、カクヨムの読み手さんの需要を探るためのアップでした。
自分に書きたい話であっても人に読まれるのって、なかなか難しいですね。
その落としどころを見つけたい一心でアップしていきます。
最近は訓練校通いで多忙になってきてゆっくり参加していますが、今後ともよろしくお願いします。