【祟り木綿——黒き布に魅せられて】 登場人物一覧
■御舩 葵
本作の主人公。都内の大手食品会社【東都フローズンフーズ】に勤める引っ込み思案な24歳の女性。加圧インナーSIのモニター募集に応募した。社外モニター100名のうちの1人。
■洪野 直美
東都フローズンフーズの中堅社員。御舩葵の同僚で、3歳年上の先輩でもある。葵のことを妹のように想っている。加圧インナーSIのモニター募集を葵に勧めた。
■洪野 凌一
洪野直美の父で、加圧インナーSIの製造元【未来装研】の創業者であり、社長。祖父太一が為しえなかった「黒い布」を元にした加圧インナーSIの実用化とローンチを目指す。
■洪野 太一
洪野直美の曾祖父で洪野凌一の祖父。大阪の繊維会社に勤めていた。ひょんなことから大隅の地で、清らかな白い布と呪われた黒い布、そしてそれに纏わる伝承を持ち出す。
■生田 清香
未来装研に勤める女性。洪野直美と面識があり、3歳年上。たまに連絡を取り合う。加圧インナーSIの社内モニターの1人。生真面目な性格。
■門西 慶介
最近未来装研に中途入社した若手研究員。大隅地方のとある村の出身。
■御舩 茜
御舩葵の3歳年下の妹。姉と違って天真爛漫で活発な性格。
■峯川 萌絵
東都フローズンフーズの新卒の女性で、葵と直美の同僚。非常に愛くるしく、男性からの人気が抜群。
■霞
太一と凌一の「夢」に出てきた可憐な女性。江戸時代の島津氏の分家の島津高久に嫁いだ筑前の姫。壮絶な最期を遂げる。
■お春
霞の侍女。不気味な黒い布に魅了された霞を案じる。
■島津 高久
霞の夫。薩摩藩の藩主、島津氏の分家の当主。
■枚岡
未来装研の主任研究員。関西弁を話す有能な研究者。
■三輪
未来装研の広報担当の女性。軽口を叩くクセがある。加圧インナーSIの社内モニターの1人。
■成田
未来装研の経理の40代の女性。加圧インナーSIの社内モニターの1人。
■三枝
東都フローズンフーズに勤めるイケメンの営業社員。葵にちょっかいを出したりして気を引こうとしていたが、峯川萌絵に興味が移ったと思われる。
■長谷
未来装研の古参のベテラン研究員。
■種子島 時堯
実在の人物。霞伝に登場。天文12年(1543年)、種子島に漂着した明の船に同乗していたポルトガル商人から火縄銃2丁を購入し、国産化に成功した。
