こんにちは、こんばんは、おはようございます。リドです。
カクヨムにて、恋愛小説『初めましてを、もう一度』の新話を公開しました。
新章「知らない恋人-EXTRA Side B-」
第6話「6月13日」
今回は、朔にとっての6月13日を書いた回です。
灯里にとって、6月13日は大事な日です。
でも、この世界の朔は、その日が何の日なのかを知りません。
誕生日でもない。
仕事の締切でもない。
ただの予定でもない。
けれど灯里がその日を軽く扱えないことだけは、朔にも分かっている。
分からないからこそ、雑に扱いたくない。
今回は、そういう距離から始まります。
前半では、灯里の大事な人である真琴と、その恋人の村田芳雄と、4人で食事をします。
真琴と芳雄の距離。
名前で呼び合うこと。
からかっても、ちゃんと帰る場所がある関係。
その空気を見ながら、朔は少しずつ、自分と灯里の距離について考えていきます。
「宮瀬さん」
丁寧で、間違っていない呼び方。
でも、少し遠い呼び方。
そこから一歩だけ近づいて、
「灯里さん」
と呼ぶ。
たったそれだけのことが、二人にとってはとても大きい。
そして6月13日。
駅から、あのコンビニまでの道。
透明なビニール傘。
雨。
灯里にとって大切な日。
朔はまだ、何があった日なのかを知りません。
それでも、その日をひとりで持って帰らなくていいなら、隣にいたいと思う。
今回は、そんな回です。
忘れても、知らなくても、もう一度その人にたどり着けるのか。
その問いが、少しだけ形を変えて進みます。
よろしければ、読んでいただけると嬉しいです。
『初めましてを、もう一度』
新章「知らない恋人-EXTRA Side B-」
第6話「6月13日」
https://kakuyomu.jp/works/2912051600283510064/episodes/2912051600463534507