こんにちは、こんばんは、おはようございます。リドです。
本日、カクヨムにて2作品の新話を公開しました。
『黄色い紙ジャケット』
第9話「低いところ」
学祭が終わった翌日。
昨日まで体育館に残っていた音は消えて、教室には受験、進路希望調査、模試という現実が戻ってきます。
それでも、トキの身体の中には、まだ昨日の音が残っている。
今回は、学祭の余韻と、リカの気持ち、そしてトキが「ベース」という低い音に初めてちゃんと触れる回です。
ギターでも歌でもなく、曲の下で支えている音。
目立たないのに、ちゃんと前にある音。
トキが少しだけ、自分の鳴る場所に近づいていきます。
https://kakuyomu.jp/works/2912051599825898316/episodes/2912051599835499993
『灯の金 -ともしびのかね-』
第5話「朝倉製作所」
紬は、父・修司が関わっていた朝倉製作所の話を聞くため、高瀬会計事務所を訪ねます。
町工場。
借入。
売掛金。
銀行への説明。
家族の生活。
数字だけを見れば、畳むべきだった会社。
けれど修司は、そこにある人の暮らしまで見てしまった。
今回は、仕事としての正しさと、人として踏み越えてしまう情の境目を書く回です。
父は家族を寂しくさせた人だった。
でも、その父を恩人として覚えている人もいる。
紬の中で、知らなかった父の姿が少しずつ形を変えていきます。
https://kakuyomu.jp/works/2912051600592751865/episodes/2912051600600750355
音楽と仕事。
青春と家族。
まったく違う2作品ですが、どちらも「見えないところで支えているもの」を書いている回になりました。
よろしければ、読んでいただけると嬉しいです。