本編中はイネちゃん目線のためわかりにくい設定とかを淡々と説明していく予定。
それほど説明するだけの情報量はまだないんですがね……。
今回は傭兵と冒険者の違いについて。
Q:傭兵と冒険者の違い。
A:傭兵は国との契約が中心。
基本は遺跡の調査がメインではあるが、戦争などへ雇われることもあり、拒否権はあるものの可能な限り参加せざるを得ないことが多い。
逆に冒険者は民間との契約が中心。
戦争中でも国に雇われることはなく、民間人の救出や害獣などの対処の依頼を請け負うことが多い。また、戦時中に置いては冒険者の活動は国に阻害されないことが原理原則である。例外は軍の作戦行動を意図的に妨害した場合に限るため、それ以外の要因で国が冒険者に危害を加えた場合、ギルドが両方を管理しているため傭兵がその国との契約を破棄し帰還する。
これについては事前契約で取り決められている。
尚冒険者に関しては民間契約のため即時帰還はない。
この違いによって各国は戦時中でも自国内の治安維持に対して多くのリソースを割かずにおけ、前線においても傭兵という自国リソースを割かずに動かせる兵が準備できる。
当然命令違反などのリスクもあるが、それ以上に冒険者によって治安面に対しての保険になるためギルドを容認する国のほうが多い理由にもなっている。
傭兵と冒険者、双方の資格を保有している者は有事の際にどちらの活動を中心に行うかの選択をギルドから提示され、その際選択した側の依頼のみを回される。
また、平時においても公的な依頼は傭兵が中心で冒険者に回されることはほとんどない。そのため登録料が別々にかかるものの両方の資格を保有している者はとても多い。
ヨシュア、ウルシィ、ミミル、キャリーに関しては冒険者資格のみである。