2016.04.03
◆第三章「私の神様」1/3
【改稿前】
道路への飛び出しを防いだり、眠気を感じているドライバーの目を覚まさせたりしてくれる、大変ありがたい精霊たちだが、彼らにあの竜巻の精霊を止めるほどの力はないと思う。メンバーを全員集めてきても、私の方が精霊力の総量が多いのではないだろうか。
【改稿後】
彼らには、車両との接触が予想される歩行者を足止めするくらいの力はあるが、あの竜巻の精霊を止めるほどの力はどう見てもなさそうだった。メンバーを全員集めてきても、私の方が精霊力の総量が多いのではないだろうか。
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2016.03.21
1つの章を複数ページに分けて掲載する場合の表記を、「前編・中編・後編」表記から「1/3・2/3・3/3」表記に変更。
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2016.03.13
◆第一章 同じ世界を見ている
【改稿前】
十センチのやつを一匹一匹潰しているとキリがないので、二十センチのサイズから見つけ次第駆除することにする。こいつもノートか何かではたくだけで消えた。これが一日に三匹くらい。
【改稿後】
十センチのやつを一匹一匹潰しているとキリがないので、二十センチのサイズから見つけ次第駆除することにする。こいつもノートか何かではたくだけで消えた。これが一日に十匹くらい。
◆第二章 60イーオンの孤独(後編)
【改稿前】
辺りが無人になってから数百年は経っているというのに、まだ消えないで残っているところを見ると、この精霊は元は想像を絶する強大さであったはずです。そのためか、彼女の精神はほとんど崩壊してしまっていましたが、時折ぽつぽつと思い出を語るのでした。
世界戦争の頃、一人の女性と共に精霊退治をしていたこと。その人は自分たちを化け物と呼ぶのをやめ、「精霊」と呼んでくれたこと。その人が話してくれる星や宇宙の話が好きだったこと。今となってはもう、何人救って何人殺したか分からないこと。
【改稿後】
辺りが無人になってから数百年は経っているというのに、まだ消えないで残っているところを見ると、この精霊は元は想像を絶する強大さであったはずです。そのためか、彼女の精神はほとんど崩壊してしまっていましたが、時折うわごとのように思い出を語るのでした。
世界戦争の頃、一人の人間と共に精霊退治をしていたこと。その人は自分たちを化け物と呼ぶのをやめ、「精霊」と呼んでくれたこと。その人が話してくれる星や宇宙の話が好きだったこと。今となってはもう、何人救って何人殺したか分からないこと。