理系かつ大学四年という事もあり、小説を書く時間をろくに取れずにいた。しかし、何かしら書きたいなという欲だけはあるので、この近況ノートを使って、高校の頃に体験したノンフィクションな物語を書きたいと思いう。
何個か書きたいと思っているものがあるのだが、今回は、第一弾目として、高校2年の7月ごろのお話をする。
高校2年の時、自分は文化祭実行委員であった。ラノベやアニメの見過ぎなのか、多少なりとも憧れていたところはあったかもしれない。が、決めてとなったのは楽ができそうなのが文化祭実行委員であったから、というそれだけの話である。(必ずどれかの委員会に入らなくてはいけなかったので、楽ができる委員会に入りたいと思う人は多いはず。)
何故、楽そうだと思ったのかは理由があって、それぞれの委員会には、基本的に2人ずつという割り当てがあったのだが、文化祭実行委員と体育祭実行委員は3人という割り当てであった。人数が多ければ、仮に自分がサボってもあまり罪悪感を感じなくて済むだろうという理由でこの二つのいずれかに候補は絞られ、体育祭実行委員は何かとめんどくさそうなのは知っていたので、消去法的に文化祭実行委員を希望することになったのだ。
しかし、ここで問題が発生した。不真面目な奴が3人集まってしまったのである。とりわけ、自分ともう一人の曽根くんは頭のネジが外れていたのかもしれない。というのも、曽根くんと僕は1人くらいサボっても大丈夫だろうという同じ考えのもと、文化祭実行委員を選んでいたため、実質、文化祭実行委員は1人のようなものであった。当然、学校全体で行われる文化祭実行委員の集まりでは、僕のクラスからは毎度1人しか出席をしておらず、後からその内容を伝えてもらうという手法をとっていた。
ある時、その毎回出席してくれている1人もサボり始めたのである。負の連鎖は止まらなかった。それからというもの、文化祭実行委員の集まりには、自分のクラスからは誰も出なくなってしまったのが続いた。(だから、隣のクラスの友達に話を伝えてもらうことになった。)
流石に、これはまずいと思いつつも、先生から何も言われてないし大丈夫だろと考えつつ集まりをすっぽかし続け、とうとう怒られる日が来た。まあ、当然の結果であったので、怒られにいった。途中からサボり始めた奴は、1人で怒られにいったのだが、僕は曽根くんと一緒に怒られに職員室に行った。ちゃんと怒られた。最終的に先生は、「真面目にやらないなら辞めろ。やるならちゃんとやれ。」というごくありふれた言葉を言って終わるのかと思ったが、曽根くんはそこで終わらせなかった。
なんと、僕の隣で曽根くんは「はい、辞めます。」と言ったのである。笑いを堪えるので必死だった。自分にはそんな度胸はなかったので、ちゃんとやりますとその場凌ぎの言葉だけを述べ、その後もサボり続けた。(このサボりで、何度か呼び出しがあったような気もするがそれもサボるようになった。)
最終的に僕と曽根くんは全く文化祭実行委員をせずに、通信簿にに文化祭実行委員という文字だけが記載されていたのである。
今となってはいい思い出かもしれないが、文化祭実行委員を実質一人でやっていた工藤くんには申し訳なかったと思う。ただ、高校2年の文化祭は、自分は風邪ひいて、行くことができなかった。もししかしたら天罰かもしれないと思いつつ、家でゲームをして過ごしていたのも懐かしい思い出。
とまあ、ここまでで今回の第一弾は終わりにしようと思います。推敲も何もせずにただひたすらに打ちまくっていあるので、文が変なところがあるかもしれませんがご了承下さい!!
ではまた〜