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ヴォーパルヴァニーと要塞おじさんの全話にTipsを追記しました。

拙作『ヴォーパルヴァニーと要塞おじさん』の既存全話(第90話を除く)の最後にTipsを追記しました。

これは小説家になろう版では第1話の投稿からずっとあとがき部分に付けていた世界観の補完を行うおまけのようなものです。以前より小説家になろう版にだけ付けて、カクヨム版に付けないのはカクヨムで読んでくださっている読者の方々に申し訳ないと考えておりました。しかしカクヨムにはあとがきを書く箇所がなく、ずっとどこに書くかを決めあぐねていました。

今回、第90話を除く全話の最後に『_/_/_/_/_/』を付けてその下にTipsを追加しました。

ただ現在こちらは本日の更新で157話になりましたので、それらをいちいち読み返すというのは最新話まで読み続けて下さった方々に手間をお掛けしてしまうことになるため、こちらの近況ノートにて157話までのTipsを一覧で併記しようと思います。

私の優柔不断によりこれまで小説家になろう版とカクヨム版で差が付いてしまっていた事、誠に申し訳ありませんでした。

今後の更新では本文最下部にTipsが付くため、小説家になろう版に比べて多少文字数が多くカウントされますが、どちらも内容に差異はありません。ご了承下さい。

また今回のTips追記はコピー&ペーストで写している為内容に間違いはないはずですが、書式が崩れていたり話数がズレていたりする恐れがあります。そのような箇所を発見された場合はお手数ですがご一報頂ければすぐに修正させていただきますので、よろしくお願いします。

_/_/_/_/_/
以下、157話までのTips一覧
第01話「ようこそFrontierPlanetへ」
◇開拓司令船アマテラス
 耐深宇宙高硬度特殊合成金属装甲を持つ超々弩級宇宙艦船。高度文明惑星群イザナギより、イザナミ計画惑星調査開拓団の要となる天の三柱の一つとして派遣された。中枢にはメイン演算システム〈タカマガハラ〉が搭載され、四種の自律行動型機械人形を各数万機と通信監視衛星群ツクヨミおよび地上前衛拠点スサノオのシードを格納可能な運搬能力を持つ。
 現在は惑星イザナミの静止軌道衛星上に停泊し、地上で活動する調査団への任務発令、および開拓方針の策定を行っている。

第02話「ポッドは落ちるよ密林へ」
◇天叢雲剣
 瞬間硬化性ランクⅩ高機能ナノマシン集合金属を主要素として構成された汎用ツール。イザナミ計画惑星調査開拓団の実地調査を担当する自立行動型機械人形全てに支給される標準装備“三種の神器”の一つ。データカートリッジを使用して形状データをインストールすることで様々な形態の武器やツールへと変形させることが可能。

第03話「ウサギとオオカミ」
◇タイプ-ライカンスロープ
 四種の自立行動型機械人形のうちの一つ。感覚器に優れ、索敵や調査に適性を持つ。四種の中で唯一柔らかな毛状のパーツを持ち、寒冷な気候にも一定の耐性がある。ライカンスロープはさらに三つの派生が存在し、それぞれに異なる動物の特徴を持つ。マズルを持ち、犬のような耳と尻尾を有する犬型は嗅覚に優れ、猫の耳と尻尾を有する猫型は視覚に優れ、兎の耳と尻尾を有する兎型は聴覚に優れる。

第04話「闇夜の包囲網」
◇フォレストウルフ
 〈猛獣の森〉をはじめ、スサノオ周辺の地域に広く分布する原生生物。鋭い爪と牙を持ち、灰色の剛毛に覆われた大型の狼に似た外見をしている。昼間は休眠時間であり、覚醒時の性格も臆病でおとなしい。また昼間は単独で行動しており、ある程度の戦闘能力があれば討伐することも容易である。しかしひとたび夜が訪れればその性格は一変し、狂暴かつ獰猛になる。高い知性を活かした高度なコミュニケーションにより連携の取れた群れを形成し、闇夜に紛れた急襲で狩りを行う。

第05話「スサノオ」
◇地上前衛拠点スサノオ
 開拓司令船アマテラスが最初に投下したシードを基に構築された前衛拠点。物資の保管、調査記録の解析、調査隊の支援などを一手に引き受ける調査活動における最重要要素の一つであり、アマテラス、ツクヨミと共に天の三柱に数えられる。スサノオの本体は町の中央にそびえる中央制御区域制御塔頂点に内在する中枢演算装置クサナギ。クサナギは通信監視衛星ツクヨミを介してアマテラスの中枢コンピュータ〈タカマガハラ〉と交信している。

第06話「新たな顔」
◇タイプ-ヒューマノイド
 四種の自律行動型機械人形のうちの一つ。拡張性に優れ、多様な環境に対する適応力に秀でている。他の明確な特徴を持つタイプと比較して器用貧乏と評されることも多々あるが、どのような状況にも投入できる安定した能力は調査開拓作業の要とも言える。

第07話「大柄な鍛冶師」
◇タイプ-ゴーレム
 四種の自律行動型機械人形のうちの一つ。大柄で鈍重な、破壊力と耐久力に特化した機体。身長が他の四種よりも高く、女性型でも180cm以上、男性型は200cm以上となる。戦士としても優秀な働きを期待できるが、大重量のアイテム運搬能力を活かした高効率のアイテム加工にも適している。
 その身長の高さから待ち合わせのときに便利とも。

第08話「喫茶店〈新天地〉」
◇喫茶〈新天地〉
 シード01-スサノオの大通りから外れた路地の奥にひっそりと居を構える落ち着いた雰囲気の喫茶店。寡黙なマスターが拘り抜いたコーヒーと、彼の持病である突飛なメニューが人気。とある常連は「9割当たりだけど、1割がこの世のものとは思えないものすごい外れ」と評する。

第09話「下調べと買い物は慎重に」
◇NPC
 プレイヤーたち機械人形の支援を行う拠点にて、各種ショップの管理などを担当している下級機械人形。プレイヤーたちのような高度な思考はできず、中央制御区域制御塔内の中枢コンピュータによって管理されている。とはいえ最低限の自我は存在するため、ぞんざいに扱われると不快感を覚えたりするので礼儀を持って接することが推奨される。

第10話「ネズミとトリと狩人たちと」
◇グラスイーター
 スサノオ周辺に広く分布する大型の齧歯類。雑食性だが柔らかな若い草を好み、旺盛な食欲を持つ。一度に十匹程度を産むため全体的な個体数も多く、増えすぎれば豊かな草原を枯れた荒野に変えてしまう危険性も持つ。肉は柔らかく、あまり臭みがないため食べやすい。地中に複雑な穴を掘って暮らすため、適正な個体数の範囲内であれば、むしろ土地を耕し植物が根付きやすい環境を作る。

第11話「未踏の森のまんなかにて」
◇猛獣の森
 スサノオの周辺を取り囲む〈始まりの草原〉の西方に広がる森。非常に多くの植物が繁茂し、視界は悪い。多様な生態系が見られる自然豊かな土地ではあるが、基本的に臆病な性格の原生生物が多く、普通に歩いていると彼らは視界に入る前に逃げてしまう。そんな中で目立つのは捕食者側である森狼、フォレストウルフの存在である。

第12話「狂獣たちの笑い声」
◇〈杖術〉スキル
 基本的な武器スキルの一つ。杖や鎚といった打撃を主軸とする武器を扱うことで上昇する。テクニックの傾向としては、ディレイが長く、消費LPが多く、攻撃力が高い。また打撃をうまく原生生物の頭部に当てることができれば、状態異常〈気絶〉を発生させ一方的に攻撃をしかけることが可能になる。

第13話「決死決戦の地」
◇〈槍術〉スキル
 基本的な武器スキルの一つ。槍を使い、突きを多用するテクニックを多く使用する。テクニックの傾向としては、ディレイが短く、消費LPが少なく、攻撃力が低い。刺突武器ではあるが突くだけにはあらず、使用者の習熟によって打つ切る払うなど多様な技を繰り出すことができる汎用性の高さも魅力。

第14話「装甲列車」
◇高速装甲軌道列車ヤタガラス
 広がる開拓地の中での移動を簡易化するために開発された装甲列車。原生生物の襲撃にも耐えうる高硬度特殊合成金属装甲を持ち、簡易式BBエンジンを搭載している。自動軌道敷設装置を備え、開拓が進んだ土地ならばレールを自ら伸ばしながら進出することが可能。

第15話「潜入男女」
◇スサノオ地下通路
 スサノオの地下に存在する複雑に入り組んだ細いトンネル群。都市機能のメンテナンスを使途とし、保守点検ユニットが定期的に巡回している。中央制御区域の深奥にも接続しているため、一般には立ち入りは禁止されており、保守点検ユニットおよび警備ユニットに発見された場合は無警告で攻撃される。都市の各地に存在するマンホールから侵入できるが、マンホール自体にセキュリティが掛かっているため容易ではない。

第16話「こたえあわせ」
◇公式Wiki&BBS
 三種の神器の一つ、八咫鏡を介して接続・閲覧・記入が可能なプラットホーム。BBSは匿名性の掲示板であり、多くのスレッドで盛んな情報交換が行われている。しかし匿名ゆえに虚偽や誇大表現を含む情報も多く、真偽を見分けるには多少の知識を要する。またBBSでの情報は未整理であるため、それらを吟味し整理してまとめられたWikiも存在する。Wikiも区別無く編集することが可能だが、ログとしてプレイヤーIDが付加される。そのためWiki編集者を自称する者の多くは責任と自負を持って確かな情報だけを纏めることを意識している。

第17話「反響と残響と影響」
◇ワークショップ〈エキセントリッククラフト〉
 スサノオに建つ三階建てのレンタル作業スペース。公共施設である屋外作業場では不特定多数の視線や雑音があるため、それを避けて集中した環境を求める生産者の需要に答える。レンタル作業スペースを提供するショップは他にも複数存在し、〈エキセントリッククラフト〉は初心者向けの簡単な設備を揃えている。利用は時間制で、1時間300Bit。

第18話「ファングシリーズの二人」
◇ファングシリーズ
 森狼の素材を中心として制作された武装一式。牙の装飾や毛皮をそのまま使った衣類は野性的かつ民族的な趣を醸す。機械人形特有の金属臭を薄め、森の中での気配を殺す。女性型は機動力を優先し、思い切った布面積のカットを行っている。

第19話「討ち砕く手、駆け抜ける脚」
◇ブルーブラッド
 機械人形の体内を巡る高純度信号伝達媒体。ランクⅢナノマシンが配合されており、人工筋繊維および内部衝撃緩衝材、外部簡易装甲、スキンテクスチャの修復を行う。各拠点に配置されているアップデートセンターによて各部位のブルーブラッド比率および注入量を変えることができる。

第20話「立ちこめる霧の湖沼地帯」
◇テクニックの発見
 調査活動を通して、自身の行動に適応した新たなテクニックを習得することが希にある。その場合にはカートリッジを用いることもない。発見によってしか習得できないテクニックも無数に存在し、中には特定の行動を根気よく続けなければならないものも。

第21話「凍てつく鋭利な針の矢」
◇〈歩行〉スキル
 沼地や瓦礫の上など移動の際に困難となる悪路を踏破するためのスキル。様々な状況を歩き、データを蓄積することであらゆる環境に適応できる。

第22話「礫氷のアーツ使い」
◇タイプ-フェアリー
 四種の自律行動型機械人形のうちの一つ。最も小柄な体格で、細く尖った耳が特徴。高性能な演算装置を頭部に内蔵しており、ナノマシンの操作に長ける。一方でリソースが頭部に集中しているために非力で脆弱。可愛らしい外見であるため人気の機体ではあるが、同時に扱いづらい機体という性格も持つ。

第23話「新たな仲間と」
◇パーティ
 2~5人単位の集まり。パーティメンバー同士は現在地を把握することが可能。また一部のスキルおよびテクニックにはパーティメンバーにのみ効果を及ぼすものやパーティメンバーであれば効果量を増すものも存在する。

第24話「拠点防衛」
◇〈攻性アーツ〉スキル
 攻撃的な性質を持つナノマシンチップの操作を行うスキル。多数のチップを集め、使いこなすことができれば、自身よりも遙かに強大な敵さえ簡単に屠ることが可能なアーツも扱えるようになる。

第25話「拠点迎撃」
◇始まりの草原
 シード01-スサノオの周辺に広がる見晴らしの良い草原。背の低い草が生い茂り、疎らに細い木々や岩がある。原生生物はグラスイーターやコックビークなどの草食性の小動物が多い。西方には猛獣の森、南方には彩鳥の密林、東方には岩蜥蜴の荒野、北方には牧牛の山麓が続く。

第26話「しばしお別れ」
◇オイリートード
 水蛇の湖沼に生息する大型のカエル。体表には大量の粘性のある分泌液を纏っており、柔らかなゴム質の皮膚と共に強い打撃も受け流す。非常にタフであり体力も多い。その巨体故普段はあまり動かないが、一度標的を定めると延々と追走する粘着質な性格。肉が非常に多く取れるため、タンパク源としても優秀。

第27話「拠点拡充は重労働」
◇シングバード
 〈始まりの草原〉南方に広がる〈彩鳥の密林〉に生息する柔らかな羽毛を持つ小型の鳥。非常に美しい鳴き声で、高度なコミュニケーション能力を持つ。繁殖期にはオスが勇ましい"歌"で求愛し、メスはしっとりとした"バラード"でそれに答える。小型であるため肉はあまり取れず食用には向かないが、その羽毛は上質な寝具にも使われる。

第28話「実地試験と鋼糸の筋道」
◇八咫鏡
 三種の神器のうちの一つ。個人用情報接続端末。調査用機械人形の左腕に装着された、一見すると腕時計のようにも見える外見。通信監視衛星群ツクヨミを介してスサノオやアマテラスと情報を送受することが可能。自身のステータスの確認や、一部のスキルの使用の際にも使われる。また公式WikiやBBSに接続しての閲覧・記入も可能である。

第29話「山麓につづく強引な近道」
◇重量限界
 各アイテムには個別の重量があり、インベントリには所持限界重量が存在する。インベントリ内のアイテムの合計重量が所持限界重量に近づくほどに移動速度に対してバッドステータスが発生し、所持限界重量を越えてしまった場合はその場から動くことができなくなる。リュック系のアイテムを装備することで所持限界重量を増大させることができるほか、移動速度低下のバッドステータスを緩和するアイテムなども存在する。

第30話「安穏たる時間は儚き命なり」
◇八尺瓊勾玉
 調査用機械人形の動力の根源であるLPを生産貯蓄する装置。各機体の胸元に内蔵されており、青い水晶体のような外見をしている。原生生物の中でも特に強力なBOSS個体から採取できる〈源石〉と呼ばれる特殊な鉱物を利用して強化拡張することが可能で、LP保存最大量の拡張か生産速度上昇かのどちらかを選択できる。

第31話「ポッピンガールズトーク」
◇通信監視衛星群ツクヨミ
 惑星イザナミの準静止軌道上に配置されたアマテラスと地上の通信を仲介する衛星群。アマテラスの中枢演算システム〈タカマガハラ〉とスサノオの〈クサナギ〉をはじめとする地上拠点中枢演算システムおよび各調査員の八咫鏡との通信を仲介し、情報網を天界する。また同時に地上の地形データの収集も行い、それらはマップに反映される。

第32話「牛踏んじゃった格闘家」
◇〈格闘〉スキル
 己の肉体を唯一の武器として戦うスキル。拳と蹴りによる打撃は、やがて何よりも鋭い斬撃へと昇華される。テクニックの傾向は極端な短ディレイ小消費LP小威力。文字通り手数を重要視し極限まで特化した、絶え間ない連撃が特長。

第33話「修行の始まり」
◇ボーンオックス
 〈牧牛の山麓〉に生息する牛のような原生生物。筋肉質で大柄な体格をしており、頭部には太い角を二本有している。普段は非常に温厚な性格で、日がな一日草を食んで生活している。しかし一度攻撃を仕掛ければ激昂し、その角と突進力をからなる絶大な破壊力を持って敵を圧倒する。

第34話「対策会議」
◇〈盾〉スキル
 敵の強力な攻撃に耐え、時に受け流すスキル。動きと戦況を見極め適切に行動する判断力を求められる。使いこなすことができれば鉄壁の防御を手にすることができ、己よりも遙かに強大な敵さえ封殺できる。

第35話「前代未聞」
◇〈鍛冶〉スキル
 生産系スキルの一つ。鉱石を製錬しインゴットを作製したり、インゴットを金属製品へ加工したりできる。鍛冶用ハンマー、金床、溶鉱炉などを使用する。生産系の花形とも言えるスキルだが、鉄の扱いは難しい。極めれば優れた武器や防具を作製でき、多くの開拓者から尊敬の眼差しを得られるだろう。

第36話「実戦の始まり」
◇クックピック
 茶色い羽毛と鋭い嘴を持った大型の鳥類。非常に発達した筋肉を持ち、強力な蹴りを放つ。その重さ故に飛ぶことはできないものの、人の背丈程度なら悠々と飛び越えるほどの跳躍力を持つ。性格は獰猛で、動く物を見るとすぐに襲いかかる。その卵は栄養満点で非常に美味。

第37話「格闘家は目覚ましく」
◇〈剣術〉スキル
 刀剣をはじめとした刃物類を用いて戦うスキル。王道故に奥深く、シンプル故に鍛錬の道は長く険しい。多種多様な派生を持ち、同じスキルを持つ者でもその戦闘スタイルは千差万別の様相を呈す。消費LPと威力、ディレイのバランスは大きすぎもせず小さすぎもしない。

第38話「褐色の鍛冶師は艶やかに」
◇〈裁縫〉スキル
 生産系スキルの一つ。繊維を縒って糸を紡ぎ、糸を回して布を織り、布を用いて衣服を縫う。また毛皮を鞣し、皮を革へと加工して様々な製品へと姿を変える。一見地味な作業ではあるが、そこには職人の腕と知識が光る。生活の根幹に根ざす重要な生産の技能。

第39話「格闘家は装いを変えて迫る」
◇オックスシリーズ
 ボーンオックスの素材を使用した武装一式。エイミーの着用しているものはネヴァが一からカスタムしたモデル。格闘戦闘の際にエイミーの動きを阻害しないよう、袖はなくボトムスはゆったりとしている。露出の多い装備ではあるが、コートも用意されているため不必要に肌を晒す必要はない。

第40話「黒鉄の要塞は巨牛を睨む」
◇鉄鉱石
 〈牧牛の山麓〉をはじめ、多くのフィールドで豊富に分布する鉱物資源。精練することで扱いやすく丈夫な金属となるため、武器や防具、道具に至るまで様々なアイテムの素材に使用される。様々な合金の土台としての拡張性も高く、鍛冶師にとっては一生付き合うこととなる重要なアイテム。採取するには〈採掘〉スキルを鍛え、ピッケルを用いる必要がある。

第41話「炎帝ルボスと撮影会」
◇炎帝ルボス
 〈牧牛の山麓〉の頂点に立つ原生生物。山麓に生息する全てのボーンオックス、ミルクカウたちの長。巨大な褐色の牛。体内に複数の胃を持ち、そこに発火性のガスを溜めている。興奮状態になると鼻や口からガスが漏れ出し、さながら炎を吐いているように見える。

第42話「極振りの四人」
◇ブルーブラッド
 機械人形の体内を巡る高純度信号伝達媒体。ランクⅢナノマシンが配合されており、人工筋繊維および内部衝撃緩衝材、外部簡易装甲、スキンテクスチャの修復を行う。各拠点に配置されているアップデートセンターによて各部位のブルーブラッド比率および注入量を変えることができる。

第43話「先行投資」
◇簒奪者のナイフ
 刃先が鉤爪のように反ったナイフ。スムーズに解体を行えるよう、形状に多くの工夫が凝らされている。刃は大振りで肉厚だが、先述の鉤爪もあって細かな作業にも問題なく用いることが可能。複雑な形をしているため、メンテナンスが難しい。

第44話「お師匠様」
◇総合質問板
 公式BBSに初期から存在するスレッドの1つ。ジャンルに関わらないあらゆる質問に答える駆け込み寺。非常に多くのプレイヤーが閲覧しているため回答も迅速で、専門としているスレッドへの誘導もなされる。反面、話題の推移も早く数分後には全く違う論題で議論が交わされていることも。プレイヤーは固定ハンドルネームを設定して発言することも可能だが、基本的にはデフォルトネームである『ななしの調査隊員』が広く用いられている。

第45話「スパルタ教室」
◇パーティ
 2~5人単位の集まり。パーティメンバー同士は現在地を把握することが可能。また一部のスキルおよびテクニックにはパーティメンバーにのみ効果を及ぼすものやパーティメンバーであれば効果量を増すものも存在する。

第46話「爆煙のハンマー少女」
◇試製機械式炸薬爆砕破撃鎚
 火力を追い求めた少女がとある名工に依頼した特殊なハンマー。ヘッドに発火装置と炸薬を内蔵しており、打撃と同時に巨大な爆発を引き起こす。全く新しい試みであるため所々に荒さが目立つが、制作者の経験と技術と維持と浪漫が詰め込まれた逸品。ついでにランクⅢ鉄鉱石を大量に使用しているため金銭も大量に詰め込まれている。爆発の威力が強すぎて使用者も負傷し、内部機構が破損するため、一度使うと修理に出さなければならない。

第47話「出稼ぎは鋼鉄の牛と共に」
◇機械獣
 原生生物の|生体模倣《バイオミメティクス》により、効率的に開拓作業の支援を行うことを目的に開発された機械。〈機械操作〉スキルによって操作することができ、上達すれば騎乗して高速で移動したり悪路を踏破したりもできる。町にはマシンの売買と共にレンタルも行うショップがあるため、比較的リーズナブルな価格で運用することも可能。

第48話「少女たちは成長を実感する」
◇〈アーツ技能〉スキル
 アーツ系スキルの効率的な運用を補助するテクニックを揃えるスキル。アーツの触媒であるナノマシンだけでなく、LPの根源である八尺瓊勾玉の機能にまで影響し、LPを一時的に増大させたり、演算領域の割り当てを変えることで生産能力を強化することも可能。アーツを扱うならば是非習得しておきたいテクニックが多く、アーツユーザーには必須といっても過言ではない。

第49話「ハリボテの城は霧散して」
◇アセット
 〈野営〉スキル、レベル30テクニック『アセット配置』によってキャンプ地に設置できる使い捨てアイテム。特殊効果などは皆無の雰囲気のみを楽しむための、趣味に振り切ったもの。一定時間が経過すると消滅してしまう。サイズや種類、値段も様々で、壁の一部分だけにテクスチャを貼付するものから、大規模な建造物まで多種多様。

第50話「新イベントは突然に」
◇特殊開拓指令
 開拓司令船アマテラスのメイン演算システム〈タカマガハラ〉より発令される最重要任務。緊急性、重要性、危険性が高く、多数の地上開拓作業員が綿密に連携し遂行することが求められる。ハイリスクである反面、ハイリターンでもあり、厳しい条件を突破した場合には潤沢な報酬が支払われる。

第51話「湖沼の底の主」
◇〈水泳〉スキル
 水中での行動を容易にするスキル。熟達すれば地上を走るよりも素早く、長時間にわたって自由自在に泳ぐことも可能。水に魅入られ水を愛し、極限の境地まで至った者には畏敬の念を込めてとある妖怪の名を送られる。

第52話「三色の眼」
◇〈登攀〉スキル
 険しい崖や峻険な岩肌を掴み、登るスキル。道無き道を探し、愚直に進み続けるには優れた観察眼と判断力を要する。

第53話「貫く牙槍」
◇状態異常;石化
 全身が硬直し、行動不能となる状態異常。時間経過で解除されるが、比較的他の状態異常よりも長時間に渡って効果が続く。効果中は物理攻撃に対する防御力が低下し、アーツ攻撃耐性が若干上昇する。身体は動かせないが意識や感覚は問題なく残っている。〈異常耐性〉スキルによって抵抗力が上昇する。

第54話「源石の使い道」
◇隠遁のラピス
 〈水蛇の湖沼〉で悠久の時を生きる白燐の大蛇。三つ叉に枝分かれした頭を持つ奇形のスケイルサーペントとして生まれ落ちたが故に生存競争に負け、深い沼の底へ沈んだ。そこで見つけた洞窟の奥へ逃げ込んだ蛇は時折迷い込む雑魚や水虫を食べながらゆっくりと成長し、やがて強大な力を持つに至った。金眼が支配格であり、左右の赤眼と青眼は単純な思考しか行えない。

第55話「舞い込む二色の依頼」
◇〈弓術〉スキル
 弓を用いる戦闘スキル。遠距離物理攻撃手段としては銃術と競合するものの、こちらのほうが安価かつ静音性に優れる。射程は短いが取り回

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