「こんばんわ皆様。ルリアです。第212話が投稿されました」
「奥様……いったい何をやろうとしているのですか?」
「え……さあ、何の事でしょう?」
「私には分かります。あの顔は何か企んでいるときの顔です」
「だって。このままでは話が進まないではないですか」
「はーっ……いいですかルリア。ここはマーリンエルトではないのですよ。オーディエント家という後ろ盾のない状況でアナタが暴走したら、アナタの愛おしい旦那様に迷惑を掛けることになりますよ」
「ああ、久しぶりに名前で呼んでくれましたね姉さま。でも大丈夫です。事を起こすのはエヴィデンシア家とは関係のないどこぞの賊ですから。たとえ疑われようとも、かの家は敵も多いそうではありませんか。ごまかしは利きますよ。それに、姉さまと私。二人ならば誰にひけを取ることもありません」
「はーっ。やっぱり。私も巻き込むつもりだったのですね」
「だって――私たちの力を合わせれば、きっと捕まることなく動けるはずですもの」
「…………本当に仕方のない子ねアナタは」
「――姉さま大好きです!」
「まったくもう――」
「ところで姉さま。作者さん、私の話を私の一人称主体で書き直すつもりでおられるそうなんですけど」
「作者様……それでなくとも、進みが遅いというのに……」
「何でも、私の心の内面の動きをもっとしっかり書きたくなったらしいです。その方がうまく話が進められる感じがするんだとか」
「であれば、もっと早く決心すれば良かったものを」
「作者さん、昨年の後半から大変でしたから。やっと身辺が落ち着いてきて、そのように考えられるだけの余裕が出来てきたのではないでしょうか」
「ならばいいのですが」
「それでは、次話の投稿が先になるのか、それとも改稿が先になるのかは謎ですが、なるべく早くお目にかかれればいいですね」
「それでは皆様、失礼します」