一部固有名詞の変更に伴い改稿しました。
私もすっかり忘れていましたが今年の2月ごろ、『指輪物語』の権利を管理するミドルアースエンタープライズの方で商用利用に関する権利が厳しくなるとの報せがありました。
トールキン財団ではないのが、みそですね。
ヌーメノールやモリアが産地の特殊な銀鉱石、ミスリル。
シンダール語で「灰色の輝き」灰色=mith、輝き=ril。
魅力的なファンタジーの金属です。
それはあまりにも有名で、実際ファンタジーゲームや創作物にはあってほしいものでした。
ただ、莫大な使用料を請求される可能性を考えると、途端に魅力を失ったように感じます。まるで石ころのように。
FFなんかはMythrilで回避してたり。
でも結局は片仮名でミスリルですから今後どうなるのか。
権利関係はD&Dなんかも出てきたりと頓雑なため、ヴォイドアウトではミスリルという固有名詞の使用を避けることにしました。
創作においてミスリルが指輪物語の設定と異なっていればOKかもしれないという記事もありましたが、グレーは黒という認識をしています。
よって、45、46、62、70、86、104話から該当の表記を『エルフ銀』へと変更しました。
それっぽい名称をいくつか考えましたが、これが一番元のイメージを崩さないかなと思います。あとは産地や種族によって〇〇〇〇銀、〇〇〇真銀とかいくらでも考えられそうです。
設定も特別な産地からの採掘や、エルフの鍛冶師が精練した金属といったように変えることになります。本編でそれについて言及するのはもっと後だとは思いますが……。