ぽんにゃっぷ

「エリクシル、対消滅（ヴォイドアウト）ってなんだ？」

｛ はい、資料を用意しました ｝

「助かるぜ」

｛ 対消滅とは、反物質と物質が衝突した際に発生する現象で、そのプロセスで計り知れない量のエネルギーが放出されます。このエネルギー放出は、アインシュタインの有名な等価性原理 E=mc^2 に基づいており、物質の質量がエネルギーに変換されます ｝

「アインシュタインね、はいはい」

｛ この反応は非常に効率的で、物質と反物質が完全にエネルギーに変換されるため、理論上は物質の質量の100%がエネルギーに変換されるとされています。この過程で生じるエネルギーは巨大であり、そのために周囲一帯が「消滅」するかのような大規模な破壊を引き起こす可能性があります ｝

「……うん」

｛ 実際には、対消滅は自然界では非常に稀な現象であり、科学的研究や実験でのみ観測されることが多いです ｝

「……そうなんだ。まぁ、大体わかったぜ……」